【就活】大企業内定に見る”安定のジレンマ”と本当の志望動機について本気出して考えてみた

「終身雇用や安定を重要視する人ほど、大企業に行きたがる謎」ってあるじゃないですか。

謎 of 謎。

大企業になればなるほど契約社員等の末端まで管理することは本人にも会社的にも難しいし、そういう部分から発火した不具合は簡単にブランドイメージに致命傷を与えうる。この時代むしろリスキーじゃないかい、とか思っちゃう次第。

安定と依存は分けて考えないとね。というお話をする。

安定志向に流れる就職活動は再現性教育によって創られる。

安定志向の就活生が増えている、というのは仕組み上理解ができる。
初等、中等教育時代において、格付けを「再現性の優劣」で行ったからだ。

たとえば数学であれば授業でやったこと、公式を活用して、正しい答えが求められるか。その精度をスコアリングして、学生としての性能を格付けする。
これは「受験」というその後の人生に少なからずインパクトを持った人生の分岐タイミングで特に重要視されるために、お金を払ってまで定着させる親御さんも少なくはない。要するに塾とか、予備校とかだ。
不正解をいかに減らせるか、規律からいかに離れないかを競うレースがそこにある。

ただし、再現性を高めることは必ずしも創造性の発達に結びつかない場合も多い。
というのも、それには本人たちのモチベーションがかかわる部分が多いためだ。
そのモチベーションを育まないまま再現性を伸ばし続けると、その子供の知的属性は能動(好奇心)ではなく受動(必要性に伴う交換)になり、生産者ではなく、消費者になり、給料を創り出すのではなく、誰かからもらって生きることになる。
と、いうあれこれで、殊に最近の20代前半の後輩たちには「安定志向」が多い。本人たちのモチベーション以前に、「いかに給料を確実にもらい続けられるか」で志望先を決定する。

そしてその”給料の安定性”は「公務員」「企業がでけえ」「サービスやブランドが有名」になったりする。

実際の就職活動では思ってもいない志望動機や価値を信じきれない自己PRをこねくり回す作業がほとんど

御社が第一志望です!!!なぜならば!!!「公務員」「企業がでけえ」「サービスやブランドが有名」だからでぇーす!!!入れてーーー!

無論、そんなこと面接で言えるわけもなく、なんかちぐはぐな志望動機(社会貢献活動に感動した、やりがいがありそう、会社の価値観に共感した。など)で面接を乗り切ろうと躍起になる。
こちらからすればノーロジックどころか破綻も破綻で、そんなもんで騙せると思っちゃってるのか、いやはや見抜く側ももう諦めているのか、とにかく自分が採用のシーンに出て行ったりすると、自分を売り込めないような状況でウチの商品をちゃんと売ってこられるのだろうか、と思うことも少なくはない。(主に営業や企画業向けの採用で)
※いや、もちろん学生なんだし初めてだししょうがないんだけど

話がそれた。

幸せの手段ではなく、目的と化した「大企業への内定」でいいのだろうか

とりあえず、安定志向が増えた。社会不安もそうだしスキャンダルもそうだし、親御さんも確率論的に下手なことは言えないのだろう。
就職活動初期の人気志望度ランキングなんて、毎年毎年その学生たちの親の世代で調子のよかった会社が上からラインナップされていく。

そして口をそろえてこういう。

学生「どうやったら大企業に内定取れますか。」

わたし「そもそもなんで大企業に行きたいの?」

学生「安定しているからです。」

わたし「安定ってなに?」

学生「会社がつぶれないことです。」
わたし「そ、そうか…。」(つぶれなくてもその時自分が解雇されたら意味ないのでは…?)

ていう感じになるんです大体。

大企業にもいろいろあって、大企業だからつぶれないのもあれば、大企業だからつぶれそうなところもある。おっと誰かきたようだ(ry

つぶれない会社に入りたいなら、たとえ規模は小さかったとしても、つぶれない会社を探すべきじゃないのだろうか。違うのか?

大企業ならではのリスクと危機を知っているか

大企業勤めというリスク〜企業組織・体制編〜

個人的に昨今の異物混入やら情報漏えいやら違法労働やら、ぶっちゃけあの辺は大企業だからこそ出てきた不具合だとも思っているし、現実的に大企業になればなるほど末端の社員の管理が難しい。
割と無理をさせているケースも少なくないし、そういう人たちがいるおかげで日本経済がなんとかなっているのは間違いないとおもっている。

そういう人たちが、たとえばTwitterだのFacebookだの、2ちゃんねるだの、個人のネットワークを超えるソーシャルメディアといった拡声器をいつでも手に取れる現状、この構図はなかなかリスキーなことになってるんじゃないかと思う。

「出世とかは興味ないです」とか言ったって、それはつまり自分で管理干渉できる範囲が狭くてもいいってお話になるし、そしたら上記のようなマネジメントを誰かにやってもらうってちょっと落ち着かなくないですか。
これは自分が人を信じていなさすぎるのか。え、どうなの?おれこわいもん。

ぶっちゃけた話、一部の市場では破壊的な新規参入やビジネスモデルの改変が頻発している以上、どの会社もブランドにあぐらをかいている場合ではないだろうし、そういうのは大きな企業ほど立ち回るのが大変だと思う。
だってね、いやいろいろあるんですよ。

企業勤めというリスク〜個人とキャリアパス編〜

また一方で大企業ほど「コスト削減」の成果が大きいってしっていましたでしょうか。
いまやなんでも機械化自動化効率化の時代でございます。
再現性なんて、機械が最も得意とする業務内容ですけれども、アナタそれ以上の価値は何かお持ちなんでしょうか。

21世紀にもなれば安定の意味合いは時代や産業技術とともに変わってくるでしょうし、数年先に働いただけで何もえらいことは言えないんですけど、今でいう安定はむしろ「どこでもそれなりに(柔軟かつ生産的に)やっていける(価値を出せる)こと」だと思うんですよね。
そうすると、安定志向なんて言う人たちが学生時代という時間が膨大にある期間に「何もしない」という選択肢は甚だ信じられないのです。

仮に”なにをしたらいいのかがわからない”だったとしても、じゃあそれを調べたり聞いたりして見ましょう。かもんじょいなす。

最後に毒舌を吐くけど、ごめんね。

毒舌を吐きます。

年収も生活水準も非常に低い位置で変わらない人たちを知ってますけど、そういうのを安定っていうんでしょうかね。

毒舌を吐きました。

たぶん、違うと思うんだ。まず、職業選択にあたる本人の定義する「欲しいもの」って、いろいろあると思うんだ。それはスキルかもしれないし、高い報酬かもしれないし、キッチリとした定時&定時かもしれないし、信じられないくらいエキサイティングな経験かもしれない、最高な同僚たちかも。

何が欲しいんだっけ。

それ、ちゃんと考えられてますか?

安定が欲しいのであれば、まずは「安定とは何か」を自分の頭と心で考え、定義しよう。

そして、それが手に入る場所を探せばいい。

会社が安定していれば、あなたの人生は安定するのでしょうか?本当に?

会社が安定していない時、あなたはどうするの?

安定と依存をはき違えると割と痛い目を見るんじゃないかなと思った日曜日の夜でした。さて、夜風が気持ちいので好きな音楽とともに歩きましょう、それでは聴いてください。

『幸せについて本気出して考えてみた』

なんつって。

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