はいどうも。歯を抜かれました。なんてこったい。

体の一部が抜け落ちてなくなってしまうというのは、なんともメンタルにくる体験でして、これこの度にまた健康を誓うわけです。チョコ美味しい。

 

そんなこんなで気になったあれこれ、やります。

新規事業よりも難しい、事業の撤退・売却について

https://signifiant.jp/articles/leaving/

「捨てる」議論ができてくると、本質的にどこで差別化すべきなのか、どこで他社を圧倒的に引き離していけるのか、というポイントが際立ちます。

そのためには、経営者にはかなり強いマインドセット、意識がないといけない。かつ、組織自体がそれに慣れてないといけない。

長期的に見て非常に戦略上大きな判断になりますので、明確なロジックも必要になってきます。

マーケターとして、担当サービスをクローズさせた経験の有無というのは、ひとつパラメータとして機能しているな、と思う。大きくすることは簡単なんだけど、結局サービスや事業が苦しい時の振る舞い方というのはなかなか「グロース担当」のみをしてきたマーケターには難しい。まさに経営判断にもなるし、感情的にもそう簡単にはいかない。

とはいえ、そういうときは一方で戦略や戦術をシャープに尖らせるチャンスでもある。そういう機の捉え方ができると、よりひとつステージ上がった感がある。

 

 

時価総額と売り上げとか利益の話。

https://www.businessinsider.jp/post-169999

時価総額というのは、利益とか売り上げだけで構成されてるものじゃない、という話と、つまりは仕事っていうのも一緒で、単純な成果だけに給料を支払っているわけではない、という。やはりそこには期待とかリスペクトみたいなものが入っている。そうでもないと息苦しすぎるし、たぶん新しいことに挑戦したり、同僚を賞賛することなんかも難しくなっちゃう。なので大事な視点。

似たようなことをマーケティングの施策として実行した例もあって。

ここの社長は、1年で一番商品が売れるBLACK FRIDAY(大型セールの開始日)に全店舗を閉めて、会社自体を休日に。社員もお客様も全員野外に遊びに行こう、というメッセージを発信しました。

それは一見、放っておいても売れる機会を減らして損しているのですが、それによってユーザーのリスペクトが集まった結果、年間の来店数は増えたのです。

つまりは、「リスペクトを集める」。これって採用で結構取り入れられたりしてるけど、こういう形で販促にも機能したりする。すごい。

強いマインドや価値観がないとなかなか踏み切れない。だからこそすごいんだろうね。

 

 

なんやかんやで実はよく知らないテンセントについてまとまっててラッキー

http://www.catapultsuplex.com/entry/tencent-history

2012年に入るとアレン・ジャンはWeChatをチャットアプリからライフスタイルアプリへと位置付けを変更します。これ、すごく大事です。そしてインターナショナル版のWeChatブランドを発表したのもこの年です。

このインターナショナル版と中国語版は随分違うのでWeChatが「ライフスタイル」アプリといってもこの当時はあまりピンと来る人は中国の外では少なかったと思います。

しかし、この年を境にニュースを購読できたり、外部とのインテグレーションが盛んになります。さらに、QRコードが街に溢れるのがこの時期からです。

時系列&エピソード別にきれいにまとまっててすごくよかった。

そういえば先日LINEさんのカンファレンスもあったけど、LINEさんはやっぱりテンセントに影響を受けないわけがなく、この話を見ると彼らがやりたかったことをテンセントは5年くらい前にやってのけてたりする。人口によるトランザクションブーストがあるにしても、すごいね。

 

中国製プロダクト続きだけど、今度はTikTok

そうそうこれこれ、ずっと気になってたんだけど調べられてなかったネタ、「なんでMusical.lyは後発に飲み込まれたのか」についてばっつり載っていたので最高。ありがとうございます。

http://tamakino.hatenablog.com/entry/2018/06/28/080000

 

 

Tik Tokは、2016年、musical.lyの後追いでサービスをスタートした。すぐに中国国内で火がつき、字節跳動はすでに「今日頭条」の成功で資金力があったため、2017年11月にmusical.lyを10億ドル(約1100億円)で買収。2つのサービスはTik Tokに統合されることになった。

この歴史を見ると、musical.lyが先行したイノベーターであり、Tik Tokはそのフォロワーであるように見える。しかし、musical.lyはなぜ世界展開することができず、Tik Tokは世界展開に成功したのか。答えは簡単で、Tik Tokは最初から世界戦略を持っていたからだ。

 

Tik Tokを流行させた3つの戦略

字節跳動の世界戦略は、3つにまとめることができる。

1)よく考えられたUI(ユーザインタフェース

2)技術力に支えられたUX(ユーザ体験)

3)グローカルなプロモーション

だ。

そして本文ではこの「徹底的に練り上げられたUI」について記載がある。

“手に馴染む道具のように”、”誰でも名人のように”というのはそれこそInstagramにも使われていた表現で、なるほどTiktokはこんなポジションなのかとおじさんびつくり。明日からTikToker目指そうかな。

 

Adwords、なくなるってよ。Google Adsへ。

https://adwords.googleblog.com/

もう18年間にもなるのか。ユーザーの求めるWordsと広告主の売りたいWordsのマッチングなので、Adwords。そのアドワーズからwordが抜けて、DisplayやVideo、Audioなんかと一緒の商品になるんだって。すてきやん。

ちなみに彼らが「デジタルマーケティングプラットフォーム」と(内部的に?)呼んでいた各プロダクトもそれなりにまとめられて刷新が図られる。

アナリティクスとダブルクリックはGMP(Google Marketing Platform)に。

ダブルクリックとアナリティクスというか、360プロダクトというか、最近この辺ごっちゃすぎて困る。

 

主に媒体社向けのDFP(Doubleclick for Publishers)とAdx(Doubleclick Ad exchange)についてはGAM(Google Ad Manager)へ。Google Ad Managerなんて!!うおーいつぶりだお前!

ディスプレイ広告老人会のメンバーはなつかしくなってしまいますね。

最近の代理店の人たちはこの辺のお話ができないのでさみしい。(できてもしないけど)

 

ついにメディアと代理店が広告関連の合弁会社をアレする日がきたのか

http://gunosy.co.jp/news/122

ということで設立されたVIDPOOLさん、サイバーエージェントとGunosyさんというイケイケアドテク組ですね。Gunosyさんの持つ番組系のインベントリに流せるようになるらしい。

動画のフォーマットとかどうなるんだろ。最近あんまり媒体資料見てないや。

 

さよなら歌丸師匠、柔らかくてさわやかで、軽やかな笑いをありがとう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000051-mai-soci

ここ数年来、もっとも見たくないニュースとして想定してたニュースがついにきてしまった。芸人によるお笑いと噺家による笑点の違いは、やっぱり”うまさ”の比重が大きいという点で、笑いつつも感心しながらよく見ていた。

噺家ってすごい。そのなかでも圧倒的な親しみやすさが歌丸師匠にはあった。

https://www.youtube.com/watch?v=pOVgXTunSbc

「語りのうまい大人はかっこいい」というのと、「ちゃんと笑ったり笑わせるってのはコミュニケーションにといてとても大事だ、というのは今後も肝に銘じていきていきたい。

 

クレしんショックは限定的?”中の人が変わる”ことについての考察

こあらいちゃん!!!大学のゼミ時代の学友で当時から「超すごいアニヲタ」でした。いまも密かに応援しております。

今回の声優交代に対して、ここまで批判的な反応が少なく、前向きな声が多いのは、いったいなぜなのでしょうか。

 まず考えられる理由として、声優交代が“キャスト本人の希望”であったことが挙げられます。今回の降板は、「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなった」と、矢島さん自らが申し出たものだと発表されました。つまりそれに反対することは、“矢島さんのしんちゃん”が好きであるにも関わらず、そのご本人の意思を無視して、ある意味続投を無理強いすることに繋がってしまうのです。今回、降板への反対ではなく、別れを惜しみつつも「今までありがとうございました」といった潔い反応が多かったのは、ファンがそうしたご本人の意思を尊重した結果だったのではないでしょうか。

 もうひとつの理由は、新キャストである小林由美子さんが持つ“レンジの広い経歴”だと思います。小林さんの声は、「デュエル・マスターズ」シリーズや「ふうせんいぬティニー」といったキッズ、ファミリー向けアニメから、「シスター・プリンセス」や「鬼灯の冷徹」といった男性・女性人気の高い深夜アニメ、そして「おかしなガムボール」や「エクセル・サーガ」といった知る人ぞ知る作品まで、あらゆる作品で既にアニメファンに認知されていました。しんちゃん役就任が発表された際に、「誰だこの人」ではなく「あのキャラの人か!」という声が多かったのもそのためでしょう。

この辺はなるほどなーっていう感じ。会社のポストも一緒だもんね。

なんにせよ人の配置に関わるソフトランディングって、一定のアンチを無視することも重要だったりしてて、キャラクターのアイデンティティでありアイコンでもある声というのを変更するというのはなかなかに大変なのだなあと思いましたとさ。

 

 

pwcが世界の消費者意識についてまとめてくれたから全員読もう。

https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/consumer-insights-survey.html

調査の結果、消費者は自国の経済に対して非常に楽観的で、個人支出についても、主にモバイルで過去12カ月間よりも支出を増やすか、または同程度に保つ予定だと回答しました。

また、買物にあたってSNSから大きな影響を受けるようになっており、即日配送やより速い配送に追加料金を支払うこともいとわないことが明らかになっています。

AIデバイスやテクノロジーの利用についてアンビバレントな思いを抱いており、特に自分の購買特性を知られたくないと考えています。

すぐアンビバレントとか言っちゃう、とか言ってないでちゃんと読みましょう。

マーケターだって生き物だし、流れ行く日々の最先端of最先端にいてようやく価値が出せる存在なので、こういうデータを貪り、咄嗟の判断や意思決定の精度をあげたり経営をサポートせねばならんのです。がんばろう。

 

あれ、あんまり広告の話なかったや。先日の「さよなら、おっさん。」広告くらいかな。

 

最近自分でも自分が何屋さんかわからなくなるんだけど、それはそれで別にいいかなって思っている。歯も抜かれたし。

 

 

なんつって。