おつかれさまです。もう水曜日、まだ水曜日。
3月ももう半ばだなんて。2017年の4分の1がもう終わろうとしてる。
なんというか、年を取ると時の流れが速まるというのはホントなんだなあ、と思う次第。(いろんなところに敵が増える音がした)
そんなこんなで、いい話ってあるじゃないですか。いい話。
好きなんですよね、いい話。
いい話は、いいぞ。
公私ともにインターネットに入り浸りな生活をしているわけですけれども、今週目にしたちょっといい話を紹介しようと思ってる。
暇なのでね。
囚人たちとプログラミング教育
もうほとんど素晴らしさをタイトルだけで言っちゃってるんだけど、実際に数字にしてみるとよりその意義が分かる。
カリフォルニア州の囚人の75%以上は、出所から一年後でも仕事がない。サンクェンティンで終身刑に服していたKenyatta Lealは、この数字を変えると決意した。
今回の放送で彼は、刑務所行きになった理由、そこで出会ったメンター、そしてThe Last Mileがインターネットのないところで人びとにプログラミングを教えているやり方を語っている。
Lealは、自分の出所についても語った。彼は、刑務所で習ったスキルのおかげで、職に就くことができた。Lealにとってそのスキルは、ブログを書いたり、自分をTwitterやQuoraの上で表現することも含まれたいた。そしてLealは、刑務所を出たり入ったりの悪循環を断つことの重要性を語っている。
刑務所に入る、そして出る、ということ自体が、ほとんどの人には非日常すぎて、きっとどうしていいのかわからないんだと思う。そして同時に、実際に服役して社会に復帰をした人たちだってたぶんそうだ。
世の中に出て仕事をする、ということには学びや稼ぎ、自己実現、そして社会への適合など、いろんな良い副作用があると思う。
また、一方で、出所した人たちが社会に馴染めないというのは、とても大きな問題だと感じる。
犯罪の再発って、つまりそういうもんだと思うんだ。
まずはそこにいけるようにしなければ、という着眼点がとてもいいなと思った。
旅が未来をつくる。旅の未来をつくる──「WIRED Real World」ローンチに寄せて
http://wired.jp/2017/03/08/wired-real-world-launch/
WIREDはカッコいい。WIREDの言ってることはカッコいいし、それをカッコいいと言えることもカッコいいと思っている。WIREDを運営するコンデナスト社も、ありとあらゆる所作が洗練されていてラグジュアリーでインテリジェンスでカッコいい。
そんなカッコいいあれこれが、旅行メディアをプロデュースする。
最高だよね。
なんで、WIREDがいまさらに旅なのか、ということにも応えている。
『WIRED』日本版は、海外の情報を中心に「イノヴェイション」や「未来」に関わる潮流を伝えることをミッションとしてきたが、そうした旅の体験を思うにつけ、「情報」を発信することだけでは、いかに不十分であるかということに思い至る。
海外で起きている「イノヴェイション」は、それがサーヴィスであれ、プロダクトであれ、その骨格や仕組みを、さながらプレゼン資料を読むように理解したとしても、理解したことにはならない。その背後に流れているコンテキスト、そこにまとわりついている雰囲気、それをそういうものたらしめている感受性の根拠などを全体として体得しないことには、そのサーヴィスなりプロダクトの真意は、なかなかみえてこない。
めっちゃ「ヴ」って言う。ブじゃなくてヴ。はてなヴックマーク。
インターネットは情報の流通(同時に人が情報を受け取れるということ)を拡大させたし、それに乗せてメディアもしらなかったことを知ることができる、届けることができるという一定の役割は担ってきた。
だけれども、情報と現実には、必ずいくばくかの乖離が生まれる。
これはいかんともしがたい。このままどんなにVR技術が進んだって、「現実」を再構築するのはかなりの難易度だ。
文字でも画像でも、たとえ動画だったとしても、それが生中継のキャストだったとしても、その場で感じるあらゆるコンテキスト情報は欠落する。
それを、なんとかしたいと思ったのがこのプロジェクトの走りなのだという。
テクノロジーとイノベーションという最先端の最先端を行くWIREDが、”現地に足を運ばせる”というまさか最もアナログな手段を取るというくらいには、旅って最高なんだと思った。
旅って最高だわ。
「スチーヴ」―くらしのプラットフォーム―
ミニマルでスローでオーガニックでローカルな、そんな洗練された暮らしを描くコンテンツがあふれるメディア共同体、それがスチーヴ。
いくつかのメディアが、スチーヴという場に寄稿しあうことで場の価値を高め、世の中に再定義するという仕掛け。
コンテンツはもちろんだし、何よりメディアが手を取り合ってこういった取り組みを開始しているというのが最高。
描かれる世界観のゆったりさも上手く機能して、とても居心地のいいプラットフォーム、というよりは、広い家のリビングのような感覚を覚える、そんなメディア。
とても興味深いし、なによりすごく”いい感じ”なので、これからもウォッチしていきたいし、今後の展開も気になる。
いやー、
このメディアもいつかは「いいねえ」なんて言われるようなものに仕立てていきたいっすなあ!!
なんつって!