店員「当店のポイントカードはお餅でしょうか」
ぼく「えっ」
店員「当店のポイントカードはお餅ですか」
ぼく「いえしりません」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
店員「まだお餅になってないということでしょうか」
ぼく「えっ」
店員「えっ」
ぼく「変化するってことですか」
店員「なにがですか」
ぼく「カードが」
店員「ああ使い続けていただければランクがあがって、カードが変わりますよ」
ぼく「そうなんだすごい」
店員「ではお作りいたしましょうか無料ですよ」
ぼく「くさったりしませんか」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
店員「ああ期限のことなら最後に使ってから一年間使わないときれます」
ぼく「なにそれこわい」
店員「ちょくちょく来ていただければ無期限と同じですよ」
ぼく「なにそれもこわい」
店員「えっ」
ぼく「えっ」
で、おなじみのTポイントカードですが、おもちの方がすごく多いし、みなさん結構使ってらっしゃるらしいです。
(個人的には完全に未使用)
Tカード、会員数が6000万人を突破~会員の約4割は週に1回、約7割は月に1回利用
1/4、つまるところ1500万人ですね。週に1回、つまり月に約4回利用されるとのこと。けっこうアクティブですね。
会員を多数キープも大変すごいんですが、配る系ポイントカード事業社でいうと、原価発生はしているし、やっぱり配った人たちにはあんまり休眠してほしくないし、この思いで提携店舗やサービス、マーケティングを日々ガンバっている賜物なのではないでしょうか。
一方で、Tポイント利用のアドプロダクトについてはちょっと前から厳しい状況であることを多々目にします。
いろいろ活用されてますね、Tポイントデータ。それでちょいちょい燃えたり燃えなかったりしてますけど。
最初はなんだったか、たぶんXrostとかじゃないですかね、オプトさんとCCCさんの合弁。
超懐かしい。一時期はDSPだけでなくDMP、SSPなども取りそろえておりました、機能的にはSSPが一番長生きだったか、と存じております。
当時はTポイント経由のユーザーの購買履歴などからターゲティングを生成して広告配信ができる、という文字通り夢のようなプロダクトで御座いました。あれは2012年、2013年くらいだったでしょうか。
インタレストのターゲティングカテゴリもたくさん用意されていて、Theアドテクって感じがしていたのをよく覚えております。渋谷近郊に住んでいて、直近7日以内にファミマでファミチキを購入した20代男性で車が趣味な人ターゲティング!!とかできちゃいましたからね、母数がアレでしたけど。さすがに。
あとペットショップの来店促進みたいな案件で、当時何も知らずにDSP配信したところCPCが8000円とかになりまして、あれ?金融系のリスティング案件かな?って思ったりしましたけど。
というかそこまでニッチにターゲット切れてるんだったらたぶん純広でいい。純広はいいぞ、久々にやると結構取れるぞ。
RTBは「媒体を読む」という超重要な作業を代理店やメディアレップのプランナーから奪った気がしている。もちろん、広告主も然り。
ただ、悲しいかな、日本のネット広告市場のしょうもない闇、および時代が早すぎたためにRTB市場におけるレムナント在庫しかない状態が主な要因で、パフォーマンスのほどはちょっとアレでございました。。。
そんなこんなで、スマートフォンの広告市場の伸長、アプリ、アドネットワークの成長など、健闘むなしく周囲の激流に激流されてしまい、それ以降お話を聞くことは減ってしまってきておりました。
プロダクトのパフォーマンスという状況もあれど、最も難しかったのは膨大なユーザーデータの管理コストになるでしょう。これらがちゃんと購入・活用されお金に化けないと、どんどんきつくなってしまう次第。
割と常にヒイヒイ言っている声を聴いたり聴かなかったりします。
楽天、ポンタ、そしてTポイント。リクルートやDocomoですら傘下に入らざるを得ない国内ポイント市場。
ここら辺は今後もしばらく変わらなさそうな3枚岩ですね。新たに参入はなかなかに厳しいので、引き続き彼らの陣取り合戦が進んでいくのでしょう。