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Appstore search Adsがリリースされましたのでスペックを見てみた

Appstoreの検索連動広告がローンチされました。GooglePlay adsに遅れること、約1年弱?くらいでしょうか。

実際にアプリが取引されるプラットフォームであり、そして世界的に非常に多くの人々が実際に使っているOS、デバイス、そして配信面であるだけに、アプリデベロッパーの皆さんは心待ちにしていたのではないでしょうか。

 

検索広告といえば、で10人中10人が挙げるであろうGoogleのAdwordsと、いくつかの部分ではAppleのSearch adsも似ており、またいくつかの部分では異なるようです。

◆似ている部分

キャンペーン構成

キャンペーン構成は、Adwordsと同じく、キャンペーン、広告グループ、そしてキーワードと、同じような構造になっております。Adwordsでは、近年Googleのアルゴリズムとデータ解析、アクションの予測が優秀になってきており、このアカウント構造をまとめてシグナルを集中させたほうがよい、という風潮はありますが、Appstore search adsははたしてどうなんでしょうか。

ターゲット指標

Adwordsと同じく、appstoreのAdsも、Bidding(入札単価)の調整が運用レバーとなっており、これらがターゲットとする指標に対して自動で可変します。

ひとつは「CPT」、cost per tapでいわゆるCPC単価。もうひとつがCPA、なんとターゲットInstallです。いきなり実装するんですね。どういった信号で期待インストール率を算出するのか気になりますが、CPIをターゲットに稼働させることができるようです。

さすがに、Googleのようにアプリ内のアクションを最大化するといった指標は組めないようではありますが、とはいえ広告収益の増加などを目的とするデベロッパーさんには、運用の手間を削減できるのでありがたい機能ですね。

キーワードプランニング

Googleのそれは弱体化の一途をたどっておりますが、さすがにAppstoreという生態系をまだまだ理解しきれない僕らのために、Appleはこういったツールも提供するとのこと。

キーワードのサジェストやボリューム計算など、ひとおおりGoogleKeyword plannerで出来ていたことは再現可能な様子。

また、ある程度のAppstore SearchEngineの実際のKeywordsなどについてもレポ―ティングで把握できるようで、ちゃんと「生きてるキーワード」で効率の改善が図れるような設計になっておるみたいですね。

マッチタイプもある。

マッチタイプもある!部分一致や完全一致などが用意されております。

その他

ジオロケーティング(どの単位だろう、でもあるに越したことはなし)や、Ad scheduleの設定などもあり、予算管理自体が可能なことも判明しておりまっす。

 

◆似てない部分

Appleは「広告」として各検索クエリに対して1種類しかAdを配信しません。

どういったオークションの仕組みになるかは謎ですが、対競合観点で見ると、このルールの解明と攻略は必須ですね。広告枠をあえて増やしたAdwordsと比べて、iAdっぽさを思い出しちゃうんですが、いったい大丈夫なんでしょうかね。関連性の判定ロジック次第では、パワーのある大企業が根こそぎおいしいキーワードを押さえに行ってしまうかもしれません。

 

詳細な(デバイスベースの)レポ―ティング

さらにアトリビューションを意識したレポ―ティング

などにも対応しているとか。

 

まだまだアメリカでのβテスト段階ですが、フルローンチ(今秋)と、日本への展開(未定)が待たれますね。

いやはや、触ってみたい。

 

 

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