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衝撃的人事、DMMの社長に愛とPixivの片桐さんが内定

発表をきいたときにはたいそう驚きました。

どうもおつかれさまです。華金ですね。

DMM社長に34歳外部人材が選ばれた全事情

 

この記事のインタビューにもある通り、「受ける方も任せる方もすんごく思い切った人事」だったと思います。

その胸の内はこんな感じだそうで。

 

エンジニアが主役の会社にすべきだと思ったが、自分は「インターネットの人」ではなく「ただの商売人」であり、自分がトップに立っているうちは、DMMは本物のテクノロジー企業にはなれないと悟った。

 

ピクシブには社員が120人います。機動力があり、気の合う仲間が集まっていて、会社は成長しており、おカネにも困っていない。創業者である自分にとって、抜群に居心地のいい場所であり「ここを離れよう」とはまったく思わなかった。

ただ何度も誘われているうちに、最初に起業した時の気持ちを思い出したんです。当時、働いていたウェブ制作会社の居心地は良かった。しかし高校生の時から東京で起業したいという気持ちが強く、このまま居心地の良い環境にいるのではなく、ジェットコースターみたいな人生を送ろうということを決心して会社を立ち上げた。

そのことを思い出し、今このまま快適なピクシブに残っていていいのか、と真剣に考えるようになった。

 

商売人としての亀山さんと、インターネット企業の社長、これらが交差して新体制が生まれたとのこと。

 

Pixivは個人的にも好きな企業でして、一番印象的だったのはやっぱりPixiv Massive Ema Collection でしょうか。会員数1,000万人突破を記念して造られたものです。

なんで絵馬なのか、という話もとても素敵で

絵馬の優れた点は、絵を描く対象でありながら、その内容の良し悪しを測るような文化が無いという所なんですね。 神社で可愛いイラストが書かれた絵馬があると地味にテンション上がりますが、 その一方で、文字しか書かれてない絵馬が大多数であっても全く問題無くて、 むしろそっちのほうが正しく、それで当たり前。君は絵を描いても描かなくてもいい。 「お絵かきたのしす」にこんなにマッチしたモチーフ他に無いですよ。

http://kai-you.net/article/3741

 

とのこと。素敵。

大量の絵馬はこちらで自由に閲覧することができます。

Pixiv Massive Ema Collection

 

自分が片桐さんにお会いしたのはこの1000万会員突破記念式典でのこと。ご招待いただいたのでお邪魔してみたところ、とにかく社員もユーザーもみんなコスプレでわいわいやっておりました。

普段から楽しそうなイメージはあったんですが、みんなめちゃくちゃ純粋にサービスの成長を喜んでいて、部外者の自分も、なんだか自分事のようにとにかくめちゃくちゃ楽しかったわけです。

そんななかで、一番はちゃめちゃに楽しんでたのが、片桐さんでした。

とにかくみなさんのおかげ、いいものができた、ありがとう。とずっと言っていて、印象的でした。

 

思えば、片桐さんは本当に愛にあふれた人だなあ、としきりに思わされっぱなしでありまして。

 

上記のスライドはPixiv立ち上げ当初から今までの仕事哲学がまとまっており、決して情報は多くはないものの学ぶことが多いなと思いました。

内容をサマると

・苦しい時は写真を撮ろう。あとで思い出として笑い飛ばせるように

・自責の念を大事にしよう。納得して生きていくのが大事

・アクション。動くと状況は変わる。動こう。

ってな感じで。

 

そんな自分が感想を書いていたのと、先日のDMMさんのお話もあって思い出されたお話でしたとさ。

 

そこに愛はあるか。 pixivさんの会員1000万人突破記念パーティーにいってきて気がついたことと生まれた疑念について。

pixivさんの会員1000万人突破記念パーティーにいってきた。

本当におめでとうございます!
なんやかんやユーザーを愛し愛され、素敵なサービスをただひたすらに進めてきた結果なのだと思います。ほんとにほんとにおめでとうございます。
そこでそんなパーティーにご招待いただき、行ってきた感想と生まれた疑念について。

まず、仕事って何なんだろうな。ということ。
彼ら(Webサービス、メディアの会社)と当社(広告代理店)の性質が違うことくらいは分かる。

ただ、社員全員が楽しそうにコスプレし、酒と軽食と爆音に乗って騒ぎまくる様子を見て、思ってしまった。

ユーザーに愛されるものを真面目にやればいいのだ。

自社利益を出すことをまずは考えろ、上手く市場を出し抜くスキームを生み出せ。そんな話ではないんだ、本当は。
顧客に愛され、感謝され、使われるものを創りたいし、なによりそこに携わる当事者たちが愛せるものを創りたい。

そうでないと、上手くなんかいかないだろう。
収益体系にやや難があっても、エンドにいるステークホルダーがなんとかしてくれることもある。(もちろん狙ってやるべきではない)
でも物事には”そもそも”のラインが存在する。この時間だから言えるが、社会へ向けた生産物には、形を維持する為にそのエコシステムに愛が必要だ。

なんていうか、僕がこれから生み出してくいろんなプロダクトや取り組みには、売上や利益だけでなく、愛され度も目標項目に揃えたい。

そう思ったわけでした。

 

代理店時代はとにかく利益とか目標達成とか、そういう感じで頑張っていたけど、こういう愛にあふれたメディアやサービス、人に触れて、徐々に考え方を変えてきたっけなあ。と懐かしく。

自分も頑張ろう。

 

 

なんつって。