「えるしつてるか、まだかようび。」
そう書かれてそのノートの日記は途絶えていた、おつかれさまです。高橋です。
真面目な人間なので真面目な話をします。思ったからメモ程度に。
いわゆるキュレーションメディアの台頭により、もともとキュレーションメディアと呼ばれていたものがアグリゲ―ションメディアとなり、ポジションとしてはメタキュレーションメディアになってきてるなあ、っていう話です。
何を言ってるんでしょうね。ぼくもよくわかってないのでちょっと細かく書きまする。
再掲しますが、この話です。
いわゆるキュレーションメディアの台頭により、もともとキュレーションメディアと呼ばれていたものがアグリゲ―ションメディアとなり、ポジションとしてはメタキュレーションメディアになってきてる。
ヤバそうですよね、完全に職業病だわ。
Outlines
「いわゆるキュレーションメディア」って?
ここ(最近)の定義でのキュレーションは「キュレーター(筆者)がコンテンツ製作者も掲載場所も異なる情報を、複数引用して新たなコンテンツを構成する」という行為であり、自分達でコンテンツや、自サイトで展開しないというタイプの情報発信を指しています。
つまり「筆者自身がコンテンツを作成し、他サイトに掲載する」は寄稿ですし、「筆者が制作者の異なるコンテンツを自サイトで展開する」のも寄稿・ないし引用、転載です。
上記のキュレーションメディアに該当する媒体は、NAVERまとめ、DeNAPalette媒体(MERY,iemo,welq,find-travelなど)、Retripなどなど。
いわゆるキュレーションメディアですね。(2回目)
「もともとキュレーションメディアと呼ばれていたもの」って?
ここでは海外だとZiteに始まり、Gunosy(グノシー)とSmartNews(スマートニュース)、そしてカメリオ、Vingow、Myndなどを指します。いろいろあったなあ。
彼らは、2013年頃からGunosy、そしてCrowsnestというサービスを筆頭にインターネット市場にあらわれました。当時はどちらもWebで動き、メールという形でユーザーに情報を届けてくれておりましたね。
その後Gunosyはスマートフォンアプリに特化し、Crowsnestを開発していたゴクロはSmartnewsをリリースするわけです。ここから、自動キュレーションによるニュースアプリ戦国時代が幕を開けるわけです。
これらのメディアの特徴としては「コンテンツをパラグラフ/センテンス単位ではなく、記事単位でレコメンデ―ションする」と、「レコメンデ―ションのロジックが複数のアルゴリズムを活用した自動的なものである」ということです。
つまるところ、「場貸しモデル」ですね、AmazonといったECモールサイトや一休みたいなモデルに近いんですね。
しかし、、今見たらCrowsnestが終了していたとは・・・・結構早い段階で気に入って使っていたので、大変残念です。後継のスマートニュースに期待ですね。
「アグリゲ―ションメディア」って?
アグリゲ―ションメディア。アグリゲート、つまり集合体・集約体。
情報の集まりですね、該当するとなればAntennaでしょうか。上記したキュレーションメディア(と当時呼ばれていたものたち)より、集計のアルゴリズムが淡泊な感じ。
ストリームをキュレーションしているわけではなく、あくまで雑誌の購読のように情報を集める、といった意味合いが強まります。
とはいっても、「キュレーションと呼ばれていたもの」とは完全に同ジャンルだと個人的には思いますけどね。
「メタキュレーションメディア」って?
んで、
いわゆるキュレーションメディアの台頭により、もともとキュレーションメディアと呼ばれていたものがアグリゲ―ションメディアとなり、ポジションとしてはメタキュレーションメディアになってきてる。
ってことですよ!!!(3回目)
そうそう。最終的に、コンテンツのいまの源泉ってどこなんだろうと、思いまして。
いや、普通にキュレーションメディアと呼ばれていた勢のレコメンドに、「いわゆるキュレーション(以下略)」の人たちの記事が出てきており、でもこの人たちもコンテンツ自体はいろんなところから切り貼りしていて…と、単純にキュレーションとして既に同列で処理できないわけですね、個人的には。
なので、こんなんかなーと思っております。
なんていうか、もともとは
こんな感じの距離感でいたアグリゲーターたちも、なんかよくわからんうちに相対的にメタ化しているわけです。謎よね。
そんでインターネットの情報流通の最上位、超メタにいるのはなんでしたっけ、ってそれは御存知のとおりGoogle様ですわね。
ちょっとこっから先は特に考えてないんであれなんですけど、メディアを使う側からすると、いわうるGunosyやsmartnewsの現在の直接競合は、もしかしたらGoogleの検索アプリかもしれず、そうなるとユーザーのモチベーションにもよりますが、「検索KWが思いつくユーザー」に関しては「いわゆるキュレーションメディア&Google」に完全に持って行かれる形になりますね。
(特に、オリジナル記事の位置にいる人たちはかなり割を食いそう。)
これで何が困るか、というと、つまるところ「特定の情報」が欲しいユーザーに対しては「同等の機能」を備えたプレイヤーが増えるわけでして、つまりは「検索流入」において横入りされちゃうわけですね。たぶんなんだけど、ユーザーとの接点を設けたいのであれば、広告が最も効きやすい手段になるのかなあ。正直、それはキツい。
一方で、アグリゲート界隈、たとえばGunosyなんかは広告費ぶっこみーのしつつちょっとポータルチックなWebサイト版も作ろうとしてたりしましたが、それもSearch特化型のキュレーション群との真っ向勝負にはかなり体力使うだろうな、と。なぜならSEO経由でテール系のページに人が集まらないからです。理由はかくかくしかじか、SEOだからです。重複コンテンツとか、引用のため独自コンテンツとされず、Googleからの評価が見込めないとかなんとか。
業界に新たなプレイヤーが現れ、複数に増え、それがレイヤーとなった際は、普通にユーザーの母集団と集客チャネルが分散するので、ユーザーあたりに切り込む必要があるよな、という。
ユーザーのほしいものを見極めて
シンプルにプロダクトを、みがくのだ。
結論がそれかい。って。
なんつって。
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