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【キャリア論】なんにせよ、まずは給料を上げてみろ。という話

こんにちは、これは山手線ですか?

いいえ、高橋です。

こんにちは。

 

今朝、早朝(9時)から会議があり、久々に8時台の電車に乗ってみたんですけど、日本人(特に男性)、めっちゃスーツ着てますよね。あと、通勤ラッシュって本当にすごい。あれ、毎日ってすごい。本当ですか、全然次の電車でよくないですか。

これ以上この調子で書いちゃうと某高知ブロガーみたいになっちゃうのでやめときますが、とにかく衝撃的でした。

そんで、またこんなエントリーを拝見しまして。

どんどん給料が上がっていく同僚が給料を上げる方法を教えてくれた

 

思ったことがあるので書いてみます。

※なお、対象は\若手に裁量を!!/\「20代でマネージャー!!/みたいなネット系の企業とかだと近しい気がします。

 

なんで働きますか?

そもそも、(学生を除いた限りなくほとんどの人々が)有限な自身の人生や時間を、自分以外の意思や目的のために投資するわけです。プライベートではない集団と、場所で。なんででしょう。リターンがおそらくあるんですね、大体が下記にまとまるかと思います。

 

お金のため

大体の人は働くことでお金がもらえますね。その人の動きで維持される会社の収益やアドオンされる利益があるんですね。あるんです。見落としがちなんですけど、それがないと会社はあんまり人を雇わないんですね、人件費って結構大きくて、生産性がないのに人を抱えていることはどちらかというと生活保護みたいなお話になってきます。なので、大体の人は(それが多いのか少ないのか、割に合うのか合わないのかはあれど)会社になんらかのポジティブな要素を付与し、またそういいった役割のもと所属しております。

 

 

人材価値のため

働くこと、というか実業務における経験(それが業界特化型にせよ、普遍的なものにせよ)が、自身の人材価値をあげていくんだ。というのはありますね。人材価値というレイヤーもおそらくは承認の欲求、より大きなことを任されたり、動かしたりするという自信を目指す自己実現の側面が強そうです。

 

やりがい(お客様)のため

働くこと、どの作業一つにとっても、見えるか見えないか、直接的かそうでないかに関わらず、その向こうには顧客がいます。その些細ななんであれ、誰かのためになっているわけです。そんな誰かのために精神で、頑張れる人たちがおり、そうやって素晴らしい世界が回ってたりもしています。これは、両手放しで素晴らしいことです。

 

 

なんにせよ、まずは給料を上げてみなよ

いろいろと働く理由はありますが、まずは給料を上げてみなよ、というご提案です。給料があがってしまうと困る人は、ちょっと違いますね。今回の起案は給料が上がることに、少なくともネガティブじゃない人向けです。

いい仕事がしたいなら、まずは給料を上げてみなよ。という話。

 

なぜなら、仕事ができるということは「効果の出るレバーを発見し、打ち手を講じることで特定の目的を達成できること」であり、そのスキルを体得するためにまずは「給料を上げる」というゴール設定がとても適しているからです。

 

給料が上がるということ

 

まずは給料が上がるという現象が、どういうことかを把握しましょう。

自分が、自分の勤める会社の財務においてどういう存在なのかを考えたことはありますでしょうか。

 

先述のとおり、会社は人件費といったコストをもって社員を雇用しております。

社員は、その対価として利益の生産活動をします。営業だったり、開発だったり、社員の管理だったり、なんだりかんだり。

その人件費を上げる、という行為はどのような意思決定のもと発生するのでしょうか。

個人的には「人材(生産力維持)のための投資」が最ももっともらしい理由かな、と思っております。

つまるところ、「その人材を逃すことのリスク」に対する投資が「給料アップ」なのではないでしょうか。

 

一方で、給料の金額というのは「その会社からの評価額」なわけですね。

これは市場価値だとか人材価値とか、そういうのはあんまり考慮されないわけです。あくまで、その人のパフォーマンスにおいて、企業が支払える金額(のうち、実際に支払われている金額)が、給料です。

括弧にも記載したとおり、投資限度額まで給与を引き出せているか、どうか、はその人と企業(及び給料を決めてる人)との会話の内容に依存します。

 

給料の上げ方

上記した記事にはこうあります。

 

結論から言うと、自分給料を決める人に気に入られるようにしようと考えたらしい。社長が決めているのなら社長に気に入られればいいし、人事が決めているのなら人事に気に入られればいいし、所属部署上司が決めているならその上司に気に入られるようにしようと。そしてそうしていくと実際に給料は上がっていったのだと言った。

そして僕はこう定義しました。

 

仕事ができるということは「効果の出るレバーを発見し、打ち手を講じることで特定の目的を達成できること」であり、そのスキルを体得するためにまずは「給料を上げる」というゴール設定がとても適しているからです。

給料の上がる筆者の同期は

意外だったのは、バリバリ仕事してるように見えて、なんというか泥臭いこと考えてたんだなと思ったからだ。

お前は仕事ができるから気に入られるんだろ、と突っ込んだが、それは違うといわれた。

 

今回の場合、給料を上げる、という目的に対し、一般的に目が行きがちな「いい仕事をする」が最適解ではなく、リソースの投資価値が最も高い運用レバーが「評価者に気に入られる」だと気が付くことができました。

ここで「そんな仕事の仕方は本質的ではない」とか「社畜乙」という方もいるかもしれませんが、給料を上げるという目的にコミットメントしているのであれば、「本質的に働きつつ給料を上げる」だとか「社畜にならないで給料を上げる」のは、ただの制限付プレイになるわけで、「つつ目的」は手段を減らしや工数を増やすので、設定の時点で目的達成のプランとして効率が悪いように思われます。

 

自分の身の回りで、給料を最も簡単に上げるレバーはなんだろう、それはいまどのような状態で、本来どのような状態を期待されており、どうやったら改善につながるだろう。考えたこと、ありますでしょうか。

 

 なんでまず給料を上げるのか

「そもそもなんで給料を上げなければならないの、わたしはそんな守銭奴じゃないです!」「お金よりも大切なものがあるんです、知らないんですか!」「ワークライフバランス!」みたいな意見もありますでしょう。もちろんありますでしょう。僕もそう思います。

 

だから「まずは給料を上げてみなよ」と言いました。

「給料だけを上げ続けろ」とは言わずに。

 

大体、チャンスを手にした人たちは給与がよいです。給与が良い人たちに、チャンスが集まるとも取れます。

 

やっぱり、成果の上げ方を覚えるのに、給料を上げてみるのは最適なチュートリアルなのです。

業績なのか、個人の売上なのか、はたまた上司に気に入られるのか、とにかく有効なレバー、世の中を変える秘孔みたいなものを見つけるのです、そしてそこを適した方法で実際に刺激するのです。

 

世界を変えるも、自分も変える、も、すべては現状を変えることから始まります。効果に対する嗅覚、そして勇気と実践。これをもってやっと「善く働く」ことの第一歩になると思っております。

 

順番が逆で、気に入られるから仕事ができるようになったのだと言う。みんな同じような大学を出てこの会社入社試験で選ばれて入ってきたわけだから

仕事に対する能力はたいして変わらないとも言った。

仕事ができる出来ないの差は、能力の差ではなく仕事のものの差であって、重要仕事を任されればあとはそれを仕上げればいいだけなのだという。

そして重要仕事を任されるためには気に入られることが必要なのだ

 

理想の仕事像を描いたことはありますか。

お金のためなら高給取り、自分のためならポジションや人脈、裁量、お客様のためなら自分がよしとする思想や価値観の影響力。実現すべき姿になるために、持つべきものはそれぞれあります。

 

それらを与えるのは会社だし、上司です。

出来るから評価されるのではなく、評価されるから与えられ、だからこそ実現されます。

仕事を与える側は、その業務を「上手くやりたい」という思いがあります。人に任せるという采配の精度も、その人の評価につながるからです。

なので、任せた後は少なからず上手くいかせるためにサポートしますし、サポートしてやりたい人間に任せます。

また、一方で「人材に対して投資」をしている以上、その物件(雇用者)になんらか大きな利益創出を行ってもらう必要があります。お金払ってるわけだし。

 

その企業の「評価思想」にFitすれば、給料は(最初の一回については)比較的簡単に上がり、チャンスは多大にめぐってきます。そしてそれを周囲のサポートの元上手く仕上げれば、さらに評価と報酬とチャンスと裁量が手に入ります。

 

人材としての影響力、いわゆる権力を手にしたら、企業哲学の元やりたいことを、やるべきようにやりましょう。

あるいは、それが実現できる会社に異動しましょう。

 

社会人生活において、最もその改善に効きやすく、コントロールのしやすい運用レバーは「給料」だったりするのです。

 

 

なんつって。