おはようございます。朝ですね。
宣言通り寝てました。
夢ではWWDCではなくて実家の猫と戯れながら食器洗い代行の会社を立ち上げてシンギュラリティに悩まされていたので、今朝起き抜けにチェックすることにしました。
引用は安定のギズモードさん、いつもありがとうございます。
https://www.gizmodo.jp/amp/2019/06/wwdc-2019-liveblog.html
※適当にリンクしたらAMPページになっちゃった。ごめんね。
というわけで気になったところをピックアップしながら見ていきましょう。
Outlines
while the world sleeps,you dream.がエモい。
「世界が寝ている間、開発者は夢見てる」っていいね。SleepとDreamがかかっていたり、Worldに定冠詞theがついてるのもエモだし、やっぱ一番夢があったりわくわくしたりするのって本業じゃなくて深夜の個人開発だったりすると思うんすよね。イノベーションは深夜に生まれる、あると思います。
Appleのビジネス商品区分
Appleって何やってる会社?かというと、以前はMacだとかiphone、iPadなどのハードウェア的な側面が強かったけど、ここ数年でソフトウェア展開も存在感を増して来ている。
もちろん、昔の昔からmac OSだとかiTunesみたいなものはあったけど、戦略としてハードウェアとソフトウェアの連携をどんどん強めていって、いまでは一周回って「純正アプリに戻って来た」というライフハッカーも多いんじゃないかなと思う。
そしてそこに、今回明確に「Services」が追加されたわけで、この辺はヘルスケアとか金融とか、Apple的に次の金脈への投資とチャレンジをやっていくぞというメッセージなのかなーと受け取ったりした。
Apple watch、端末だけ買う未来が近いかも
個人的にはもう数年間くらいGoogle謹製端末でのAndroidユーザーなんだけど、悩みとして時計型ガジェットにあんまりいいもんがない。Apple watchはいいなーと思いつつ、iphoneは一応仕事用に持ってるのでこれと連携するのもなんかなー。(データの永続性的な意味で)と思ってたんだけど、どうやら「Independent apps」ってことでApp storeがWatchに対応。アプリ単体を稼働させることはApple watch単体でもなんとかなっちゃうらしい。あらやだ素敵。これ端末だけ購入する線あるかもしれない。
月経機能「Cycle Tracking」
この辺も、「Services」としての提供なんだろうなと。国内でもルナルナをはじめとする事業もあるくらいだし、Fem techっていう分野で最近注目度が高い。標準実装されるとサードパーティ系のアプリ提供者は大変かもしれないけど、世界をより良くするためにはとても有効かつ友好的なアプローチだなーと思ったり。
iOS13について
目玉商品の一つであろうiOS最新版。っていうかiOS12ってすでに85%くらい広まってるんだそうで、ITPっていうのは本当にもう不可避なんだなーと感じる。まぁ、一つ正しいインターネットの進化だと思うのでいいんですけどね。ITPについてはこちらで書きました。
ITP2.1がもたらしたマーケティング業界への本当の問いについて
ダークモードについて
これ、Googleが率先してOSにバンドルして関連アプリに標準実装してたり、Twitterがナイトモードとして用意してたりFacebookがMessengerアプリに導入してたりで、なんやかんや進んでいく感ある。
つまるところ、消費電力が抑えられたり、視認にかかるストレスが軽減できて健康的にも良かったりだそうで、このトレンドは進んでいきそうだし、アプリやサイトのUI/UX検討するときには頭の片隅に置いておきたいね。TodoistやNotionなんかは「暗転モード」みたいな提供の仕方をしていた気がする。(たしか)
マップアプリについて
ストリートビューやPinの下りは本格的にGooglemapを意識しているなーと思わせる。またきになるのがプライバシー観点での位置情報のトラッキング制限。
位置情報のプライバシーの重要性にふれ、位置情報保護(バックグラウンドのトラッキングアラート、サードパーティで反するものはシャットダウン)などをアピール。
これってOS単位でかかるのか、はたまた純正マップアプリだけなのか?でもサードパーティ製の〜とか書いてあるので、この辺のデータをマネタイズしている事業社なんかはちょっと大変な話かもしれない。リアル版「Do not track」ってことだもんね。株価が動くぞう。
Sign in with Appleというプラグイン
FaceIDベースでのログインプロセス。さらにメールアドレスを渡す際はApple側で暗号化、うーーん、プライバシー。
思うに、この辺がGoogleやFacebook、また国内だとYahooやLINEなんかとの明確な差別化だなーって感じるのは圧倒的な「デバイスみんな持ってますから」感。いわゆるインターネット上のログインキャッシュとかクッキーとかのバーチャル称号ではなくて、顔とか端末ID、Apple IDといったオフラインとの関係が強固なものをキーにしつつ、他社も持っているようなちょっと抽象度高いキーを「プライバシーがアレなんで」といって締め出すという。
戦略としては相当うまくできてて、やっぱすげーと思う次第。
ARとかMemojiでARVRネイティブ世代にもちゃんと食らいつく
この辺は次の時代を明らかに作っていくので、当たり前のように対応していきますよ、と。そりゃそうだ。
カメラ・写真アプリ
モバイル端末上での動画編集のアップデートが一番大きく感じた。どんどんフォーマットは移っていくし、InstagramとYoutubeとiphoneのおかげで動画編集はぐっと一般層に普及した。ここのUXを上げていくことはカメラアプリの台頭に備えてAppleも本気度高いなーとおもった。
新デバイス(Mac pro /Pro display XDR)
スペックが高すぎてもう意味不明。ただ、あだ名は100%「大根おろし」になる。(予言)
Mac proはなんかまた懐かしいなりに落ち着いたなあという印象。モニタのほうはほしいけど高い&ゴツい。
人類の取り扱うデータ量って本当に加速度的に増えていっていて、誰もがスマートフォンという結構ハイエンドなカメラを片手に生活してたり、アクションカメラが安く手に入ったり映像を仕事にする人たちがどんどん増えて来たりという時代背景のもと、それにかなったマシンの発展っていうのは必要なんだろうけど、この辺をちゃんと使いこなせるのは本当にプロofプロって感じがするわな。うーん。
iTunesの分割
予想はされていたけど、Music、Podcast、AppleTVに機能分割。まぁ、そうでしょうな。
ここで接触時間を大きくとれる映画とかの動画プログラムを、大多数が使うであろうMusicと明確に分けたのは個人的にちょっと気になっていて、つまるところTVに関しては「Apple TV持ってるかMacデバイス持ってるか」というミドルレンジ以上のユーザーに絞って当てていくっていう判断をしたんだなーという。VODサービスだったりサブスクも普及して来た感はあるので、もう少しカジュアルユーザーもスマホデバイスで動画見せたりするのかなーと思ったんですが、そこは分割&そもそも「TV」って入れるんだなーと思った次第。
寝起きでサマリー
・プライバシーを大義に進めるAppleのドミナント戦略が、さらにシャープになってて、この会社に総力戦で勝てるところってもうあんまりないので、引き続き事業会社としてはなるべく早く大きく、提供価値を磨いていくことが重要だなと再認識。
・”Services”というくくりでのAppleの面の拡大は進むばかり。どんどん生活の中に入り込み、ログとハイライトでユーザーを囲い込み被依存度を上げていく展開が綺麗。健康情報とか、なかなか切り替えられないし、そこもたぶんプライバシーでAppleはブロックしにくる。綺麗。
っていうかんじでーした。
今日もお仕事がんばりましょい。
なんつって。