【仕事論】トレードオフとQDC。3つあったら1つは捨てて牛丼ができる。

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あらお久しぶり。今日は月曜日ですね。

ニュースまとめなんかをやろうと思ったんだけど、なんとなく雑記が書きたくなったので優先順位づけの話をしようと思う。

 

■よくあるシーン。

やりたいこと、やったもん勝ちなのは青春までであって、とりあえず会社とかに行くとやりたいことやるのに色々面倒な手順が必要だったりする。

Aということをやりたい、それにはBというものが必要だ。でもBを使ってAをやると、Cという生産物が手に入る。

さて、我々はBを使ってAをすべきか。

 

そんな考え事をたくさんする必要になってくる、青春じゃないしね。

 

なにかをやるには何かをコストとして消費(ないし消耗)しないといけない。対価なしで何かを手に入れられる賢者の石は、いまのところ見つかっていないからだ。

■QDCという考え方

主に商品を企画開発していく業界で使われる言葉に、QDCというものがある。

 

QCDとは、ビジネスで重要な要素を挙げた標語の一つで、“Quality”(品質)、“Cost”(費用)、“Delivery”(納期)の頭文字を繋いだもの。

http://e-words.jp/w/QCD.html

 

とのことで、製造業なんかで使われ始めた言葉だそうだ。

まぁなんていうか、あれだ。吉野家さんのいう

 

「うまい!!やすい!!はやい!!」

 

だ。

 

何かを得るとなったときに、低品質なのか高品質なのか、低コストなのか高単価なのか、すぐできるのか時間がかかるのか。

こういう風に構成されている。

■QDCが教える諦めという投資

そしてこのQDCを意識するうえで最も大事なのは、これらすべてを望んだとき、我々はそのうちの1つを諦めねばならない、ということだ。ほかの2つの品目を高めるための、攻めの諦めだ。

これは言うまでもなくかなり実情にならった原理原則であると思うし、自分も実際に働いていて常々思う。

 

質が高く、急いでほしいときにはコストがかかる。

逆に納期と単価をとれば、品質は低下する。(安かろう悪かろう、ということばもある)

安く、いいものがほしいとなれば時間をかけるほかにない。

 

これは普段の生活においても色々応用展開が効く。

たとえばランチのお店を選ぶとき。

 

・安くてうまい店には行列が出来る。(納期が犠牲になる)

・早くて安ければ味は我慢しなければならない。(クオリティが犠牲になる)

 

もしかしたら恋人作りにもこのQDCは使えるかもしれない。

詳細はあちらこちらから石や火のついた矢が飛んできそうなので割愛するけど。

 

1つを犠牲にすることでほかの2つをより伸ばす。QDCは「全部は無理だよ」というリソースのキャップ(上限)を教えてくれることもあれば、「犠牲を払ってよりよくできる」という攻めの意思決定をときどき促してくれる。

■トレードオフでより細かく

トレードオフ、という観点はなるべく細かい単位で語られる方が良い。

トレードオフはよく2択における両端の「塩梅」を表すフレームワークとしても使われる。ここでは3つの選択肢において、「最適なバランスを探すための小刻みな調整と検討」としてもいいかもしれない。

QDCと併せて使うとこの意味合いが強くなると感じる。

大枠の「狙うもの」「捨てるもの」はQDC観点で決めてしまい、「どれくらい重視する」「どれくらい軽視する」を、その現実的なフィードバックに対して微調整する。その微調整で生じる全体価値の増減が、トレードオフになる。

 

■牛丼屋のQDCとトレードオフによる顧客満足度の最大化

 

牛丼屋はどういう順番で決めているのか。

まずはQDC観点。伸ばしたい上位2項目と諦める1項目を決める。

牛丼というメニューを掲げている以上、ある程度ターゲットは絞られてくる。白飯に甘辛いタレで煮込まれた肉。トッピングはキムチや生卵など。おおよそこういったガッツリ系のメニューは男性に好まれる傾向にある。(牛丼大好きな女性も最高に素敵だけど、今回は母数の大きさの話)

 

サラリーマンや学生、彼らが食事の時に重要視する項目は、(おそらく)コストと、そして時間だろう。

コストについては学生はいわずもがなバイトや飲み会、買い物でなくなる現金とのにらめっこが日常茶飯。サラリーマンも意外と小遣い制になったりするとその辺のコスト管理がなかなかにシビアなのだそう。

そして時間。学生なら授業の合間に、サラリーマンなら限られた昼休みに食事をとることになる。提供時間が短いことは、ニアリーイコールで可処分時間の増加を意味する。移動や喫煙、コミュニケーション、昼寝などに充てたかったりするのではなかろうか。

 

という形でほぼ自動的にコスト感と納期が重要視されクオリティが犠牲になることが決定する。

 

(検討項目のレイヤーがプロダクトやオペレーションなどいちいち異なる、という点についてはいま結構眠いのでご容赦いただきたい)

 

■でも牛丼はおいしい~三角形の面積を最大化する~

 

でも牛丼は美味い。

牛丼は、美味い。(三度目)

 

そりゃあ高級フレンチや江戸前寿司といったエクスペンシブな体験と旨みのレースをしても、お互い勝負したい確度が違いすぎてあんまり比較にならない。

 

でも牛丼は、十分に美味い状態で提供されている。

 

これが先ほどのトレードオフの部分でもあった「最適な状態」の維持の賜物であったりする。

 

Q、D、C、それぞれの項目の優先順位は決めながら、それでも三角形の面積を最大化するというのが、いわゆる「努力」の本業にあたる。

最終的に、全部を取りに行くような頑張り方をするわけだ。

■結局、QDC全部を最大化させられれば最強

結局、QDC全てを最大化できたら最強なわけである。

でもこれは間違ってもプロセスの中に組みこまれるべきではない。投下するリソース、つまり資源に限度があったり、時間が有言で不可逆なものであるからして、すべてを取りに行くのは不用意な事故を招きがちだ。世の中、詰め込みまくってこの三角形を無理やり引き伸ばした結果で起こった哀しい事件が多すぎる。

最終的にどの塩梅が最適で、そして三角形の面積として最大なのかは、あくまで結果で語られるべきである。

 

つまるところ、何かを捨てて何かを得る、というのは、順番(≒優先順位)の話に終始する。

最終的には、最高の状態を目指すということには変わりないのでした。

何を狙うか、という判断と同じくらい、何を捨てるか、という判断も大事なのです。

 

明日からも最高な仕事をしていこうな。

 

なんつって。

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