Twitterを見ていてしれっと流れてきたんですが、

OtaCamp

FrimaCamp

 

の2語で、株式会社ミクシィが申請&商標登録を行っております。

 

○○Campといったサービス名でいうとミクシィは「Ticket Camp」というチケットの売買プラットフォームをすでに運営しております。

SNSのmixiがなかなかにしんどいなか、スマートフォンアプリ「モンスターストライク」のストライクどころか満塁ホームランの大活躍を見せており、また堅実に利益の出るデーティング系ビジネス(YYCやPoiboy、AMなど)のDiverseも手中におさめ、業績好調なミクシィさん。

 

TicketCamp自体はもともとミクシィではなく、フンザが運営するサービスでした。こちらを2015年の下旬に約115億円というビッグなお値段でミクシィさんがGetしたわけですね。

それにしてもフンザさんは当時設立から2年、マジか。スタートアップドリーム案件ですね。

 

流通額はそれはそれは順調に伸びまくり、簡単に開示されているものだと8億円程度だった流通額も半年で26億円規模にまで成長していた、そして2015年のチケットの二次販売市場は500億円規模にまでなっており、伸び率もマーケットの白地もまだまだこれからで今後も伸び続ける、といったようです。

 

また、この取り組みが決まった当時は「チケットキャンプをオールジャンルのプラットフォームにはしない。Mercariなどとも直接競合はしない」といっていたものの、 Frima Campなんていうのは、もうがっつり狙いにいっちゃっておりますね。

さらにOta CampについてもJigさんのオタマートともがっつり直接競合する気がしますね。オタマート側はすでにTVCMなども定常的に投下しており、(収益や事業状況は不明ですが)結構な投資リソースを享受できておるようです。

やはりCtoCサービスは数字の伸びがいいです。モラルハザードなどをなんらかの強制力で阻止できる仕組みがあれば、さらにトランザクションの成長限界を伸ばすことができ、マッチングモデルの事業体なのに在庫が勝手に集まるまさに夢のドル箱機関になります。

 

 

いわゆるCtoC系のECサービスの生命線は、容易に集まるデマンド-サプライの両在庫のマッチング精度、そして決済ユーザビリティに尽きます。

チケットキャンプ側のユーザーの閲覧・行動履歴などから、二次制作および日用品などのレコメンデーションが優秀になったりすると、結構伸び代があるのかもしれません。決済に関しても、既存のユーザープールがある分、0から新規で人を集めるよりはスタートダッシュに効きそうですね。

 

まだまだCtoC×Xのビジネスモデルは市場参入が盛んですね。今後1-2年くらいでいろいろ決まってくるのかなあ。

 

 

なんつって。

フンザさんとミクシィさんの過去のやりとり、 出典、詳細はこちら