【広告業界ニュース番外編】あの日ぼくをマーケティングの道へ走らせた広告たちを紹介する。

雨が降っている。

今日は朝からある大手オンラインメディアの編集長の方と朝から対話形式で朝ごはんを一緒に食べてみたり、本業のほうの会社では大掛かりなお疲れ様でした会があり、そこで自分の担当している領域やファンクションの過去3年から、未来3年先までのビジョンを共有されたり、それについていろいろ考えたりした。

自分より年次の低い人や、最近になって増えたメンバーもおおくなってきた。

自分のキャリアについて聞かれることや、話して欲しいと言われることも増えてきた。

アイキャッチは昨夜の渋谷。自分の社会人人生が始まった街。

そんな渋谷も大改造されている。変わってしまうところと、変わらないところ。

その交差点を久しぶりに訪れたりしてみた。

今日はなんだかエモい。そんな気分なので、自分をいまみたいな状態にした広告たちを紹介する。ほとんど自分のためのまとめみたいなものだ。

ちなみにこの辺の話をちゃんと語り尽くそうとすると3日間くらいかかるので、そういう話が好きな人はぜひ飲みに行きましょう。

Macintosh/Apple (1984)

このCM、メディア史論的には語らずには通れないみたいな作品なんですけど、ジョージ=オーウェルの『1984年』という小説があるわけで、これをまず読んでいただきたい。(必須)

1939年の時点で、「このまんま世の中が中央集権的&相互監視における抑制に支配されると・・・?」みたいなことを書いた作品なわけ。(小説の話)

んで、Appleは、そのビッグブラザー(小説1984における支配者)に対して、パーソナルコンピュータ、つまりMacintoshという、いわば「個人へ創造性を解放」を宣言したわけです。

これ、作品内(CMのほう)で中央集権的な立場にビッグブルーを据えており、Appleをイメージしたたった一人の女性がそれをぶちこわしてこうメッセージを送るんですね。

On january 24th,Apple Computer will introduce Macintosh.

And you’ll see Why 1984 won’t be like “1984”

1984年1月24日、アップルコンピュータはマッキントッシュを発表します。

そして我々は、今年1984年が、小説『1984年』に描かれているような年にならないことを、お目にかけましょう…

最高かよ。

わかりますこれ、わかります??あんまりわかってもらえないんですよね!!!

X’MAS EXPRESS クリスマスエキスプレス/JR東海(1988-1992)

雨が夜更け過ぎに雪になるCM、超有名かつ超最高。(主観)

このCM、もしかしたら今の学生の子たちには違和感あるかもしれないんですけど、今では普通に使われてるものがないんです。

それは、LINEでございます。

この時代に生きる人たちは、基本的に電話か手紙でのやりとりを中心にしていたわけですね。

なので、この”クリスマス前の最後の新幹線”に彼が現れるかどうか、というのは実際に言って見なければ何もわからないわけです。

現在では、スマホの電池が続く限り「いまどのへん?」「今日会えそう?」なんてのがわかってしまうわけですけれども。

そんな時代背景を描きつつ、また最後のキャッチコピーが最強なわけです。

全部最強なんですけど、一番好きなのは

「あなたが会いたい人も、きっと、あなたに会いたい。」

っていうやつですかね。

この描写、基本的に「会えるかわからない」という中で、「期待して」相手を待っている、という、そういう不安定さというか、不安さを、ただただ相手を信じることで突破するという構図になっており、これってもしかしたら今の環境だととても難しいんじゃないかな、と思ったりする次第。好きか嫌いかもそうですけど、もっと本質的に言えば相手を信じられるか、それがパートナーシップなんでしょうなあ。(遠い目)

なんやねんもうエモすぎ、エモ汁爆発してエモ死ぬ。ありがとうございます。

Everyone Creator/Google chrome

次は、Googleが提供しているブラウザーアプリケーションのChromeのCMから。

コンテンツはまさかの初音ミク。使われている曲はkz(livetune)さんのTell your world。

これも初めて見たのが大学生の時代で、結構衝撃的だったのを覚えていて、やっぱり当時(っていうか今も)Vocaloidソフトや初音ミクというのは、素人が曲を作っていて、それがニコニコ動画で公開されている、というオタッキーでアンダーグラウンドな評価だったわけです。

それが、Googleによって「こういう世界が動いているんだよ」という風に採用され、お茶の間に流れるというのは、当時の草の根のクリエイティビティとかコミュニティからすると、やっぱりびっくりだったわけです。

内容を見てもらえばわかるとおり、素人でも個人のスペシャリティを生かして、好きなことやものを作ったり、それで他の誰かを喜ばせたり楽しませたりというのが、インターネットだとできる。それがいままでとは全然違う世界観を創造するし、そこですでに楽しんでいる人たちもいる。今一度、インターネットの可能性や広がりを世間にアピールした一本だったかなあと思います。

いまだに大学の授業でこのCMについて書いたレポートの内容を覚えていたりする。

エモい。

全ての人生が、すばらしい。/リクルート

みんな、好きなことをやって生きよう。そんなメッセージで、実はリクルートの運営する各サービスを表現してたりしつつ、いろんなところでいろんな人たちが非常にいい顔をしているというのがとても良い。

リクルートが、多様な人生を応援しているというと、「お前がいうな」っていう反応もあるかもしれないけれども、そういうの抜きにして、「何をやってもいい、誰かと比べなくていい」というのは、個人的な人生のキーワードに確かになっている。

たのむよ人間/大阪ガス

これもストーリー性の強い作品。

「人間は悪だ」から始まる動物たちとの対話。結末を見ると、ほっこりしつつ、背筋がシャキッとなる。

おつかれ男たち/ジョージア(日本コカコーラ)

短いけど、これもよかった。

なんていうか、やっぱり男なので、働いている男なので、こういうのに弱かったりする。

でも、時々自分も口ずさんじゃう。なんていうか、シンプルによさが強い。

Year in Search2014/Google

Googleが定期的に出す、「今年はこういうのが検索されたのでみんなで見てみようね、こういうのあったよね」っていう。

なんでこの年をピックアップするに至ったか、というのはあんまりはっきりしないんだけど、なんていうか自分もいろいろな経験とか社会の変化を経て、それなりに大人になれてるんだな、っていうのを再確認できてよい。

先生シリーズ/ファンタ(日本コカコーラ)

ネタ枠かもしれないけど、当時の突破力とかっていうのは今も残ってて、こういうCM実は減ってるよなあというのをしみじみ思ったりしている。やりづらくなったのかなあ。

そんなこんなで紹介してみました。

時々見返すと元気が出る。やっぱり自分の初心をわかりやすくアクセスしやすいように持っておくのは精神衛生上とてもいい。

そういう話でしたっけ??

まぁいいや、今週も頑張って行きましょう。

なんつって。

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