ぶんぶん、はろーにっぽん。
ジャック・ドーシー、知ってる人は知っている、知らない人は多分知らないんだけど、Twitterという会社の創業者ですね。

 

アーティスティックな畑の経営者として、その独特の経営手腕やビジネス戦略、そして何より彼自身の生き方が大変魅力的で、たびたびに話題になります。(わたしのまわりでは)

 

そんなドーシーが普段から大切にしていたり、感銘を受けたといういくつかのリストがStartup School 2013のスピーチで語られており、それはそれはよかったのでここに忘れないように置いておく。

 

 

 

◆チームビルディングでやるべきこと

「1、まず始めに、パフォーマンスの基準をチーム全員で設定する。その時に大切なのは、どんな態度や行動がチームのパフォーマンスを上げるか認識する。そしてなぜその態度や行動が重要なのかチームと共有する。」
「2、パフォーマンスの基準、何を求めているか、これをクリアに伝えていく。」

「3、チーム全員に、それぞれの専門性と責任感に最高のものを期待していると伝える。」

「4、基準や方法論よりも、自分の価値感と信念に従う。」

「5、ネットワークの広げ方を教える」

「6、能力審査の基準を作る。彼らは人事課に確固とした態度を要求する。これが新しい組織の現実である。」

マネジメントというのは、やっぱり透明性だとか、背景理解だとか、信頼・信用とか、そういうパラメータもちゃんと気になければならない。

このリストは目的をはっきりさせることでそれを上手く浸透させているんだなあと感じた。

 

◆リーダーであるための12の習慣+α

 

「1、常に自分でいること。」
「2、常に最高であるよう努力する。」

「3、ポジティブであれ。」

「4、準備を怠らない」

「5、細部にこだわる」

「6、整理整頓をする」

「7、信頼に値する人物であれ。」

「8、近くと遠くを見ることが出来るようであれ。」

「9、公平であれ。」

「10、断固とした態度であれ。」

「11、柔軟性を持て。」

「12、自分を信じろ。」
「13、リーダーであれ。」

リーダーの役割や動きは、必ずしもそれ以外のメンバーとは一致しない。その一致しない度は、メンバーたちのスペシャリティをどれだけ信頼しているか、なのだなあと思った。

現場のパフォーマンスを最大化するときに、リーダーというのは実につまらないことに集中しなければならなかったりするのかもしれませんね!!!!(他人事)

 

 

◆してはいけないリスト

 

やらないと決めることは、やると決めるのと同じくらい大事だ。って言ってたのはスティーブジョブズでしたっけ。

 

「1、辛抱強さを見せること。我慢の限界の感覚を麻痺させない。」
「2、人任せにしない。過剰な他人任せは、実際には無責任な人任せになる。」

「3、心配しすぎない。」

「4、ある一部の人とだけ親密にならない。えこひいきしない。」

「5、上司や部下との付き合いに必要以上に長い時間を費やさない。」

「6、長く勤めているスタッフの評価をすることを避けない。長くいるからこそ発生する惰性をきちんと見極める。」

「7、新しく迎えたスタッフの実績を認め、褒めることをやめない。そして、新しいスタッフを積極的に雇用する。 」

「8、自身の主要な仕事を任せきるほど他人を信じてはならない。」

「9、自分の責任から逃げない。責任のなすりあいをしない。」

「10、職場は快適で楽しいもの、緊張感からは無縁のものだという間違った考えを推奨しない。」

 

主導権と外部化のコントロールに関する内容が多いですね、また、自分以外の人間は「結構感情に依存して振舞うことがある」として、自身の立ち回りを律する内容が含まれている点にも注目です。

 

◆第一次大戦時のパットン将軍の将軍のためのリスト

「1、責めるより褒めることが大切だ。」
「2、戦いの前後、部隊にこれから何をやるのか、これまで何をしてきたかを伝える。」

「3、規律とはプロフェッショナルとしてのプライド、軍人としてのプライド、細部まで行きわたった細かい配慮、そして互いの尊敬と自信から成るものである。」

「4、軍人は皆の手本である。 」

「5.将軍はいつでも最前線にいなければならない。」

 

こちらも透明性、評価、そしてリーダーが前線にいること、というところですね。

 

◆成功病を防ぐためのリスト

「1、成功したら喜び、それを正式に祝う。皆がその成功に貢献した、と実感できるようにする。」
「2、慰めあうことも時には必要。」

「3、褒められたらそれに感謝する。」

「4、そもそもの成功のきっかけとなった動機を維持するプランを立てる。」

「5、具体的にどこに改善の余地があるか指摘する。失敗した部分にフォーカスし、まだ成功していないことを理解する。」

「6、気を抜くな、常に上を目指せ。」

「7、自信過剰にならない。」

「8、成功したらすぐさま困難な選択をしろ。」

「9、成功してトップになればすべてが上手くいくと思わない。」

「10、成功は目的ではなくプロセスであると知る。」

成功病という羨ましい病気もこの世にはあるらしく、日本語のことわざとしては「勝って兜の緒を締めよ」といったものですな。

 

そしておまたせしました。

◆ジャック・ドーシーのリスト

「今を生きる」
「弱みを見せる」

「(平日は)レモン水と赤ワインしか飲まない」

「スクワットと腕立て伏せをそれぞれ20回、6セットやる」

「まっすぐ立つ」

「皆に挨拶をする」

健全な精神は健全な身体に宿る的な発想が強い印象。

 

そして”リスト”化することを通してこう言います。

これによって私が学んだ最も大切なことは、フォーカスすること。 たくさんの雑音がある中で、それを無視し、最も大切なことにフォーカスする。

個人的な「やること」「やらないこと」リストを応用し、会社全体で「やること」「やらないこと」リストもつくりました。

これからやることリスト、中心核となるもののリスト、こっちは大胆な賭けに出る勝負リスト、そしてこちらは現状お断りするリスト……このような形でリストが私達が素早く動くのにとても役に立っています。

 

リストによって私達は、限界を超えながら革新を続け、新しいものを創造し、新しい考え方にリセットすることが出来ます。

 

めっちゃためになりましたね。(小並感)

 

なんつって。

 

 

[参考]

「自分が見たいものを世の中に生み出せ」 Twitter創業者ジャック・ドーシーが初めて語った”成功のためのリスト”