【業界ニュースまとめ】フェイクニュースと次世代メディア、ネットの生んだ光と闇。

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例外を見る代わりに、
ルールを見よう。
事件を見る代わりに、
構造を見よう。
今日を見る代わりに、
毎日を見よう。

 

ここ最近触れた日本語のなかで最も好きなフレーズ。

本当に確からしいこと、信じるべきものを見つけるというのはとても大変。

それがどこにあるかわからないから、ではなくて「それらしいことがあふれかえってる」からむずかしい。

 

アドラー派哲学に代表される嫌われる勇気だとか、空気をブチ壊せるタレントが求められているとか、そういう人たちが周りからみて素敵だし頼りになると思われるのは、信じる何か(大抵は自分の価値観や思想)をしっかりと持てているからだろう。

ブレないし、巻き込まれないし、非生産的なことで疲弊もしない、そういう強いスタンスが求められるほどには、現代は情報や意見が飛び交っていて、毎日人々を揺さぶり続ける。

 

◆読者に指針を与える次世代メディア、『De Correspondent』

http://wired.jp/special/2017/de-correspondent/

 

この問題を根本から解決するためにロブがつくろうとしているのは、広告に一切頼らない、完全有料購読制のオンラインメディアである。

お金を払って彼らのニュースを必要としている人に向けて、一流の記者たちが世の中で起きている問題を深掘りし、解説する。ページヴューを稼ぐためにセンセーショナルな記事を出す必要もなければ、広告主の顔色を気にする必要もない。

完全にインディペンデントな編集体制をもって報道を行う存在だ。

 

Webメディアとして、ジャーナリズムとして、この構想はずいぶん前からあった、でもそれはなかなか成し遂げられなかった。それがなぜなのか、はまた長い話になるからおいておくにしても、ちゃんとこの問題に向かい合っているロブ・ワインベルグ氏のインタビューはとにかくそれ自体が読み応えのある素晴らしいコンテンツだったと思う。名文。

 

 

◆ハイスペックで、礼儀正しい若者がデマサイトを作る 就活の失敗からそれは始まった

https://www.buzzfeed.com/daichi/fakenews-about-korea-interview

 

「金銭目的です。無職ですし、短期間でお金を稼ぎたかった。フェイクニュースは手っ取り早いだろうと考えました」

何を書くか。思いついたテーマが、韓国だった。

「私がやる前から、すでにネットでは、韓国について虚実が織り混ざっています。『韓国だったら、ありえる犯罪だ!』『韓国ならいつかは起こること』。フェイクであっても、こういうコメントがいっぱいあって、拡散する。望んでいる人がいる。コンテンツの対象として、やりやすいと思いました」

韓国に思い入れはない。だが、国内のニュースを扱うよりも、海外ニュースの方が訴訟を起こされるリスクも少ないという狙いもあったという。

 

一方でこういったことが起こってしまっているのも事実。結局、GoogleのAdsenseなどを張り付ければ、クリックやアフィリエイトよりも単価自体は低くてもPVで収益化することは可能。インターネットには「ウソを書いてはいけない」というルールはない。

それでも正しいことをしようとする人たちもいて、倫理を捨てシステムの穴を突いて生きようとする人たちもいる。

この問題はPV(Page view)でお金が稼げる、という仕組みを作ってしまったGoogle(他、SSPやADNW業者)にあるかもしれず、一方でそういった情報に検索結果画面を汚されるような状況にGoogleも手を緩めず対処をしてきた。

◆日本語検索の品質向上にむけて

今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。

この変更で、Google が認識する日本語検索の問題すべてを解決できるとは考えていません。検索品質向上のために、継続的にサイトの品質評価アルゴリズムのさらなる改善を行って参ります。

 

 

Twitterも、Facebookも、コミュニケーションだけでなく情報流通のインフラとなったプラットフォームには必ずなんらかの対処が必要な問題だろうとは思う。特にFacebookなんかは全開のアメリカ大統領戦においてフェイクニュースにやられてしまっている。

 

まだまだ一生続くであろうイタチごっこだろうけど、業界人としては見守っていきたいし、情報の取捨選択、意思決定、思想の研磨には今後も意識して気を付けていきたい。

 

◆けど最終的には個人として抗体を持ち、分別をつけること

そうなんだよね、そうなんだよ。結局。

 

インターネットにより情報自体はめちゃくちゃ増える時代になりました、それらがGoogleやSNSにより、検索されたり共有されてリスト化され並ぶ時代にもなりました。

その中でどれをクリックし、何を読み、どう思い、信用するかどうかは、まだ自分自身がやらねばならん部分。なので大事にしなきゃいけない。

 

聴講者ユーザーがそれを望んでいる、楽しい話題を望んでいるのであれば、止めることはできないのではないでしょうか? シリアスな話題を提供したとして、1人にも読んでもらえないとしたら、それはサステナブル(ビジネスとして持続可能)ではないのではないですか?

https://html5experts.jp/shumpei-shiraishi/22160/

楽しいことは楽しい、楽しいし最高。

なんだけど、激甘なスイーツが健康的でないのと同じように、楽しいものが正しいとは限らない。

なので情報消費者としては自身のマインドの健康状態をちゃんと把握しながら、栄養の偏りをなくす食事(情報との接触)を心がける、ということ。

情報を提供する側は、フェイクがもたらす短期的な収益といった甘い誘惑に負けず、楽しく正しいことをする、ということ。

両者で理性的に、利口になっていくことが重要なんだな、と思うわけです。

 

 

 

 

だから、学校の勉強っていうのは大事だと思うんだ。

内容に詳しくなる、ということもそうなんだけど、個人的には科学的かつ客観的に正しさへアプローチする、っていうプロセスを学ぶために。

 

社会人になっても日々勉強を続けないといけないんだぞう。

善く生きていこう。

 

 

なんつって。

 

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