@cosmeで女性から厚い支持を得ているアイスタイルさん、ヘアサロン市場により踏み込んだアプローチとのこと。

 

第1弾として、楽天が運営する「楽天ビューティ」とオーエスが運営する「ビューティーパーク」と連携し、アイスタイルビューティソリューションズが運営するサロン情報サイト「ispot」掲載店も含め、全国1万8,048店のサロン情報を掲載している。提携メディアは今後も順次拡大していく考えだ。

 

提携店舗は18,000店、対して美容関連のネット予約分野においてトップ独走状態のホットペッパービューティー(リクルート)は50,000店とまだまだ開きがあるように思えます。

複数の在庫保有したサービスを束ねてプラットフォームな立ち位置っぽいですね、どっちかというと新規ビジネスを開始しましたというよりは在庫拡大のためのアライアンスな感じ。

ランキングや口コミ、予約、クーポンとユーザー側に提供されるサービスは先行するリクルートのホットペッパービューティと思いっきりぶつかっております。ここにホットペッパーが入っていないのを見る限り、陣形としては「リクルートvsアイスタイル連合」みたいな感じになるんでしょうか。

 

実際に、ユーザーの利用ベネフィットで見てみると、楽天のポイントが入り込んでくるのはユーザーにとってはうれしいですね。リクルートサイドもポイントをPontaと連携し、活用できるシーンを増やしておりますが、会員基盤として、同一の経済圏で循環させることのできる楽天にとっては、またとない機会だったのでしょう。

実際に、楽天ビューティーもいまいちカスタマーとの接点を維持できず日の目を浴びてこない印象でしたが、ここで@cosmeブランドという圧倒的な女性顧客接点に乗っかれるのは美味しそうです。

 

スマートフォンと女性の消費行動の親和性や流動性は非常に高く、この周辺のサービスやライフスタイルの接点の構築はひきつづき競争が激しそうですね。

 

詳細はこちらに。