どうもお久しぶりです。そういうこともあるよね。

 

ハーバードビジネスレビュー(Harvard Business Review:HBR)ってあるじゃん。あるんですよ。

労働意識の高い人たちのめっちゃ質の高いお話がまとまっためっちゃ高い雑誌なんですけど、自分もこれを読むのが結構好きで、気になり次第買ってたりするんだけど、今更ながらにバックナンバーに手を出しまして、それが2014年9月号、その名も『一流に学ぶハードワーク』という。

いきなり「仕事のストレスは仕事で癒せ!!」みたいな、ワークライフバランスってなんでしたっけ、みたいな。そういうゴツいやつです。ハードワークはいやだあああ

なんで読んだのか、みたいなのは完全に「目についたから」でして、または最近会社で急に偉い人と打ち合わせ中に「2-3年後って何してるイメージ?キャリアどうしたいとかなんかある?」みたいに言われまして、完全に事業計画をすり合わせるミーテヴィングだと思ってた私はタイミング的に意表を突かれてなんか訳わからんことを宣ってたのでその反省も兼ねて。

ちなみに本著の内容としては以下なラインナップでやんす。

 

 特集内容

仕事のストレスは仕事で癒す

日本電産の社長は、国内有数のハードワーカーらしい。お歳は70歳。まじか。

40年で自身が創業した同社をなんやらかんやら頑張って1兆円企業に育て上げたというモンスター経営者だ。すぎょい。

「仕事より楽しいものが見つかる気がしない」「仕事のストレスは仕事で癒す」みたいな超絶肉食系ハードワーカーでありますけど、それもこれも「本気で取り組んでるから」だそうで、別に趣味に走ろうが家庭を大事にしようが、みんなそれぞれ夢中になれるものはなんでも構わないとのこと。ただ「本気で取り組め」と。

あとで後悔に繋がるような日々を過ごすんじゃない。ということを仰られておりました。間違いない。

名インタビューだったので仕事に悩む20代後半社会人には是非に読んでいただきたい。

 ワーク・エンゲイジメント「健全な仕事人間」とは

エンゲージメント、という言葉はここ10年くらいでめちゃくちゃいろんなところで聞くようになってきたなあと思ってる。

たぶん、人類の生活に選択肢とマッチングの仕組みが増えてきたからだろう。良質な組み合わせの中に自分を置くというのはやっぱり大切だし、それが持続されている状態は本当に望ましい。

人間、学校を出たらそこまでヨボヨボになるまで働くわけで、労働がその人の人生に占める割合というのはバカにできないと思ってる。

それこそ日本電産の社長さんも言うように、「得意でない」「好きでない」の両方に該当する仕事なんていうのはすぐに変えたほうがいいと思っている。もちろん楽ではないけど、それでも変えたほうがいいと思う。

本書の内容とは結構ずれたけど、まあいっか。

とにかく、良質なつながりやセレクションのなかに日々自分を置くように意識しよう。大事。

 平常心があれば集中力は生まれる

これを読んで俺の中の「日本で一番キツそうな仕事」が更新された。

なんと「天皇陛下の執刀医」だ。絶対ミスれない、いやお医者さんは全員絶対ミスれないんだけど、なんていうか、すごい。年号変えちゃうかもしれないわけだし、その責任感というかプレッシャーたるや。

そしてそんな重圧の下にいながら「集中力が欲しくば平常心であれ」みたいなことを言ってのける。すごい。

あと読んで改めて知ったのだけど、手術っていうのはチーム作業になるんだと、「メス、汗、メス」みたいな感じではなく、いろんな人がそこでいろんな役割と目的を持って仕事しているんだって。それをリードしながら、時には叱咤しながら進めていくんだそう。心労がすごくヤバそう。

 

でもわかる気がする。

ミスっちゃいけないことほど平常心を大事にしなければならないし、平常であるときにこそミスは出にくい。

 

これをコントロールする、っていうのはスポーツとかをやってると培われたりするんだろうけど、確かに仕事でもめっちゃ大事だなあ、と。

自分で言えば自身で担当するサービスやプロダクトの大規模な障害とかインシデントなんだろうけど、そういう時の意思決定とかっていうのはテンパってたら確実にミスるし、ふさぎ込んでても事態は悪い方へ転がっていくし、やっぱりフラットでないといけない。

あとは振る舞いなんかも冷静に見せないと、周りの人たちによくない影響があったりする。

平常心、大事。

 棋士のピークを超えて勝ち続けるには

最近めっちゃ若い棋士がデビュー以降無敗だったり連勝記録を塗り替えたり123みたいな大ベテランが引退したりなどで将棋熱も盛り上がっておりますけれども、この話は「ピークを超えた人間がいかに勝負に勝ち残るか」というものです。

個人的には30が目の前な今日この頃、あんまり”ピークを過ぎた”と言われることはまだなかったりするんですけど、とはいえいつかは下降が始まるわけで、色々勉強になりました。

やっぱり年下に勝てない部分や劣る部分は出てくるそうで、だけれどもそうでない部分もあるんだそうで。

それが新しいことを試してみる、自身のコンディションを整える、などなんだそう。

老獪である、というのは強さの一種類であるわけだし、いろいろ経験し知っているんだからこそ新しいことを打ちだせる、そういうオールドオールラウンドスターになりてえな、と思った次第。

 いまマインドフルネスが注目される理由

うーむ、割愛。マインドフルネス、流行ってますよね。結構スピリチュアウな印象を受けるんだけど、やった人はみんな楽になるし朗らかになるって言ってる。朝起きた後の座禅なんかも良いとは聞くけど、それにはまず早起きを頑張らねばならない。

 

 経営者は仕事と家庭を両立できるか

思うこと多々。あとで別にまとめたい。

結局は成功とする定義の話で、意外と忘れちゃうのは自身が定義したそれぞれを、そこにいる人たちにちゃんと共有すること。

やっぱり周囲の協力なしにはこの両立はどうにもならない。

 

 ビジネスパーソンはいまこそ経営理論を学ぶべき

別にいまでなくとも!!って思った。なんていうか、運動をするときに体の使い方を覚えるように、営利組織の中で役割をもって仕事をする以上は経営についても触れておいたほうがいいと思うんだよね。

日々のそれぞれにHow&Whyを投げかけて、ちゃんと納得して過ごすのが大事だなあと思った。

 

気になったらここから購入できるらしいですよ。

Amazonで買うと(中古だけど)結構お得だと思うの。こういう雑誌は食べ物と一緒で基本は大事にとって置くものではなくて、読んだか読んでないかで差がつくので。

 

なんつって。