helloインターネット。

こんにちわ。高橋です。

 

SalesforceさんがDMP大手のKruxを買収とのことで。

700万ドルっていうと700~900億円くらいでしょうか、なかなかですね。

http://adexchanger.com/data-exchanges/salesforce-buy-krux-closing-ad-tech-gap-rival-marketing-clouds/

 

Kruxというと、けっこうメディア/事業会社に大してすんごく真っ当な分析機能とCRMツールとしての機能を提供していたイメージがつよいです。一方で、コスト感もなかなか大きく、中小系の企業に対しては導入が難しかったという印象もあります。

Salesforceは顧客のカスタマー管理およびマーケティングチャネルの統合分析・配信を機能として大きく取り込むことになり、引き続きマーケットでの強さをより強固にすることでしょう。

実際、ここ数年でSalesforceは買収戦略に踏み切っており、SocialリスニングツールだったりMarketing automationだったり、いわゆるキャンペーンマネジメントだったりの各種機能に、DMPベンダーならではのセグメンテーションだったりオーディエンスマネジメントの機能などが掛合さる形になりそうです。

 

 

っていうのが書かれております。

Buying Krux will let Salesforce customers do advanced segmentation and audience management from within the Salesforce Marketing Cloud (SMC), a platform that also includes marketing automation (acquired via ExactTarget in 2013), social campaign management (Buddy Media in 2012) and social listening (Radian6 in 2011) capabilities.

 

そうですね。(棒)

 

自分がアドテク畑にいた頃の外資系専業DMPベンダー、つまり

・Bluekai

・Bizo

・Krux

 

はそれぞれOracle、Linkedin(からのMicrosoft)に買収されており、今回KruxがめでたくSalesforceとくっついたというわけですね。

 

上記した2つのDMPはKruxに比べて3rdPartyDataの管理と保有の割合が多い印象でしたが、Kruxは確かに導入企業側のデータ管理もやりやすく、ポジション的には実にオーソドックスなポジショニングだと思います。

 

また、一方でGoogleのような「Meta DMP」としてのソリューション(GoogleAnalyticsおよび周辺機能)を提供してしまう超巨人との戦いが、いよいよ事業会社側(Oracle/microsoft/salesforce)vs BIGinternet側(Google)という構図で始まっていくように思えます。(実はGoogleは事業会社側にもGoogleAppsという形で種はまいておりますが。)

 

なんにせよ、情報収集系の専業DMPベンダーの勃興はある程度落ち着きを見せたと思われます。

 

こっからここまで約3年。この業界の流れの速さにはいつもビビらされますね。

ビッグデータブームの明日は、どっちだ。

 

なんつって。