躓いて転んでるので置いてかれました。
どうもおつかれさまです。高橋です。
マーケティングは戦略が命、強い戦略は情報が命、ってことで日頃ニュースとかプレスとかっていうのは結構な数を消化しているわけですが、今日はそれらの中から気になったのをいくつかピックアップしてまとめてみますね。
決して1から記事を書くのがめんどくさいわけじゃないですからね!!泣く泣くまとめてるんですからね。
ってことでいってみよう。
Outlines
Facebook、アドサーバーやめるってよ。
ってことで、Liverailに加えてAtlas事業も撤退とな。もともとAtlas自体は作ったものの上手く使えてなかったMicrosoftから購入し、Facebookが武器とする「People based tracking(& also targeting)」として期待されていたプロダクトですね。
「Cookieは死んだ」とか関係各所で騒がれていた時期もあり、なかなかに期待値の高い取り組みでしたが、やはりDoubleClickことGoogleの牙城を崩すのは簡単ではなく、泣く泣く撤退を余儀なくされたと。
Atlas時代の人員はAd-serving だったりTrackingだったりと柔軟に配置&拡充はされているようなので、Facebook内の新たなプロダクト開発に一役買いそうですね。
何にせよ、巨人同士の殴り合いは簡単なやけどでは終わらないし、それだけで死に至ることもない。という担当する人間としてはなかなかに胃がキリキリすること間違いなし案件です。次のバトルに期待ですね。
広告業界の謎:自動化時代、いまだメディアバイヤーが求められるのはなぜ?
メディアバイヤーもプランナーもしばらくはなくならないでしょう。
それは自身が実際にメディアのバイヤーだったりプランナーだったり、マーケティングの担当者として、広告主として市場に向き合っている今でもおもうことです。
メディアプランニング&購入エージェンシーのメディアソシエイツ(Mediassociates)でバイスプレジデントを務めるベン・クンツ氏によれば、電話でやり取りして注文書や請求書を送るような仕事に労力をかける人は減り、「分析」や「プランニング」を行う人が増えているのだという。つまり、ROIの最適化や最終的なメディアプランの分析を担うバイヤーが増加しているのだ。
ここが全てなんでしょうね。結局のところ「メディアやそこに集まるユーザーの子をが分かる」は、いまだにマーケットにおいて一つの人材価値になるわけです。
その発揮の仕方が「電話やメールで枠を購入し、メディアプランをExcelで作る」から、「配信実績や自社内の大量のデータを分析、統合処理して、コストを最適に費消できるポートフォリオを形成する」になったのでしょう。
なお、前者はインターネット広告の第一世代、後者は第三世代として今後も考察していきたいと思っております。ちなみに第二世代の特長は「オーディエンスターゲティングの設計とRTBのトレード運用」人材です。
なのでぶっちゃけ話、やる気と俯瞰できる視野さえあればメディアレップの人材なんかは、すごく年収が上がりやすい潮目にいると思っております。
オーガニックランキングとソーシャルシェアの本当の関係とは(前編:仮説と検証)
SEO屋さんのなかでは「Social signalsの有効性」について影響の有無という観点でそもそも賛否両論なので、お酒の進むテーマのひとつである。
そもそも、GoogleはSNSをシグナルとして”直接的に”利用していない、と断言しておりまする。理由としては、Socialにおける拡散数やimp数、PV数がビジネス的な要件でコントロールしやすい状況にあるから、だそうで。
Google’s Matt Cutts: We Don’t Use Twitter Or Facebook Social Signals To Rank Pages
上記は2014年の彼らの発言だけれども、その後覆されるような公式なアナウンスはない。
とはいえ、実際に「相関ありそうじゃん!!」な検索結果になってるのが現状で、その2点の対抗状況でSEO担当は今夜も酒が美味いのである。
個人的に思うところとしては
・直接利用じゃなくても間接的な影響はありそう。それはなんなのか
・ユーザーにとってどうすれば良い情報が、SNSでも拡散しうるか
の2点が気になっており、特段今回の実験においてイイタイコトはない。
やっぱり、SNSでバズらせるとその後のGoogleBotの動きなんかは顕著に変わってくるし、影響が0なことはないはず。またアフィリエイター界隈においては、Twitterである状態においたアカウントを複数用意することで、特定のサイトを対象にGoogleの検索順位を一時的にブーストさせることもできているらしい。
ただ、そのファクトを突き詰めてどうすんの、ではあり、それがいったいどういう風に各社の事業貢献や集客力となるのか、それをマーケターとしては考えないといけないのです。
記事の内容に戻ると、結局のところ評価のされる”ユニコーンコンテンツ”においいては、エンゲージメントやCTR、順位に正の相関がありそう、とのことだったが、まあそれはそうだろうくらいの感想しか生まれなかったので後半に期待したい。
個人的に思うところとしては、ソーシャルもGoogle検索も、異なる流入チャネルではあるし、結局のところエッジの効いたコンテンツにおいては刺さる層に適切に刺さる、が目的のため、そのデリバリー経路の設計と実現が最も重要なんじゃないかなあ、でした。
拡散経路の設計とか企画っていうのは、難しいんだけれども面白いよね。
近いうちにやってみる。
Adobe to Acquire TubeMogul
Adobeが動画専業アドネットワークのTubeMogulを買収、統合して動画配信の計測やクリエイティブの作成・編集なんかもまとめてできるようになるのかしら。
なんにせよ、計測系ベンダーっていうのはマーケットの中では大きな影響力や優位性を持っております。なんてったって、その精度(の信憑性)がすごい、いや、比較的ある。くらいか。
計測とかログ周りってなんらかの欠損、要件漏れ、謎の現象はドンと来いみたいな状況だったりするのですが、そもそも内部から統合&連携されているととっても楽ちん。普通に、イイネーです。
とはいえ、やっぱ投資判断の部署の人間としては、「最もいいものに投資するが正解」の大原則があるので、あくまでハードルを下げる、という話にはなります。(少なくとも弊社においては)
そんな感じで夜ですね、今日もさくっと帰ってさくっと寝ましょう。
もうひとふんばり。
なんつって。
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