Stop the season in the house.(家の季節をやめなさい)
はいどうも、いきなり寒くなりましたけど、みなさんお元気でしょうか。わたしは眠いです。
働きたない、嗚呼、おうちでおふとんに包まれていたい。
でもお金は欲しい、っていうことで、生産効率ををあげたいんだわたしは。
ということで、すんごい昔に読んだディープワークとシャローワークに関する記事を思い出して、書籍を買ってみました。ありがとうございます。
Outlines
Deepworkって何&どんな本なの
これが日本語になってるのでおすすめ。
そもそもシャローワークとディープワークってなんやねん。というところについて。
シャロー・ワーク:あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる。
と定義されていて、逆にDeep workについてはシャローワークに対して知的思考により推進される、課題解決や目標達成のために強く必要とされる仕事。とされてる。
そもそも29さい独身男性のわたくしはこの21世紀の東京、情報社会のど真ん中でIT企業でデジタルマーケティングなんてものをやっておりまして、ええ、業務中にも(逆に)インターネットについては感度高く絡み続ける必要なんかがあったりする。さらにSlackやLINE、メールや携帯電話など、とにかく連絡のつくツールが多い、さらにさらにチームのメンバーからひっきりなしに声がけや相談などがあったりので、ほとんどノンストップで何かしらをやりとりしているエブリデイ。
そんなこんなであんまりがっつりと集中できる時間とかって取れたり取れなかったりなんだけど、この働き方って結構消耗するんじゃねえかなーと思っていた。
思ってたら頭のいい人たちもそう思ってたらしい。
このネットワーク時代、知的労働者はディープ・ワークをどんどんシャロー・ワークに変えている――たえずメールをやりとりし、ふいに邪魔が入ってたびたび仕事を中断されている。新しいビジネス戦略を立てるとか重要な起案書を書くといった、深い考察によってうまくいく、より大きな取り組みも、ばらばらに寸断されて質が低下する。
いっそう悪いことに、このシャロー・ワークへの転換は簡単に逆転させることができない。シャロー・ワークに没頭して多くの時間を費やせば、ディープ・ワークをおこなう能力は“永遠に”低減しつづける。「ネットのせいで私の集中力と思考力は削り取られている」と、『ネット・バカ』の著者、ニコラス・カーは言う。本書はピュリッツァー賞の最終候補になった著作だが、これを書くために、当然ながら、カーは別荘に引きこもり、周囲との連絡を絶たねばならなかった。
せやねん。特に「シャローワークがうぜえ」という感覚は人一倍に強いわけで、どうしたらいいのか気になったので買ってみた次第。
読んでみた
というわけで頭からぺろぺろりっと読んでみた。引っかかったものについては下記。
時代の変化と人材
これから成功する3つの人材
・スキルの高い労働者(インテリジェントマシンと働くのが得意な人々)
・スーパースター(ある唯一のスペシャリティが作用しその界隈に影響力を持つほどの人)
・資金力(調達テクニックや人脈も含む)
時代がそもそも変わっていくよね、という話。それはそうだと思った。
こんだけすごい人たちなら成功するでしょそりゃあ。(ハナクソホジー
必要な要素
・素早く習得する
・素早くアウトプットを出す
これは面白かった。要するに今後どんどん仕事の待ち時間が減り、進化が加速していくため、インプットもアウトプットにもスピードが求められる、という。
特に重要なのが「素早く習得する」というポイント。これって習い方とか学び方とか、失敗の仕方みたいな今の再現性教育では絶対に習えない内容だったりするので、格差が今後広がりそうだなーと思った次第。
多忙な私たちと、何かをこなすリソースについて
また、忙しいわたしたちの内部でどういうことが怒っているのかについても記載があった。
注意残余というリソース
・タスクを切り替えるときに、集中力を消費している。
・長い時間集中して取り掛かる方が、集中力の使い方としては効率が良い。
ここはなんかちゃんと実験した結果、「シングルタスクがパフォーマンス的に優位」という結果なんだそうだ。個人的な実感もあるから、なるほどーってかんじ。
生産性の代替としての多忙
・重要な仕事を評価する指標が ないと、工業的な近視眼的な作業をより優先するようになる。
これはめっちゃわかる、なんだろう。「やった感」みたいなものにすがってしまったりするよね。
なんか、「めっちゃたくさんくるメールをめっちゃたくさん返す」とか、「いらん部分までめっちゃ細かくまとめる」とか、「資料の細部にすんげえ時間かける」とか。
これも結局目的とか目標とか、大局観的なものが判断できないから、目の前のものを最大化して「やった感」に浸ってしまうんだろうな。うーむ。
DEEP WORKと私たちの現実
結局のところ、deepworkは多くのテクノロジーや時代の潮流と対抗する。
・上質、技能、熟練といった、インスタントで電子的な作業要素をメインとするため。
これをちゃんと言ってくれたので、この本への腹落ち感はさらに増した。
というのも、シングルタスクも最高だし、シャローワークなんてやんなくてよければそれも思考なんだけど、(ほとんどの人が悩んでる理由は)現実が全然そうじゃねえ、からだと思っていて。
「じゃあどうすんねん」って声に出しちゃうレベルで気になるんだけど、まぁよくちゃんと言ってくれたな、と。こっから先はまた読み進めてからだな、と。
良い人生と正しい意識の管理〜生産性以外のDEEPWORKの効能〜
人々は、まず「何が世界を構成するか」を確かめてから、そこに対して感情を持ち、自身の世界を構成すると思いがちだが、現実は異なる。
意識の上手な管理は、良い生活に直結する。これはわたしたちが、何に囲まれているかにより世界を構築するのではなく、意識を向けたもので世界を構築するからである。
だそうです!!!でもこれもそうだよね。
結局のところ、自分の感じ方とか見るものとか、そういうもので人生は構成されていくので、ここでいうDeepworkの「本質的なものにこそ意識を向けよう」というのは、人生設計や日々の暮らしの満足度などにもすごく大きな影響を与えそう。
常にご機嫌に生きていきたいよなあ。
DEEPWORKを取り入れる
ディープワークの取り入れ方にも色々ある。修道院方式のようなストイックなものから、Deepworkの時間とShallow workのための時間に分けて1日を過ごす二方式まで。
・リズムを決める。チェーン方式を使うなど。
・仕事のスタイルに合わせて導入する
・自分自身のルーティーンをもつ
・どこかに閉じこもる
・一人で仕事をしない
・しっかりと休む
らへんが大事なんだってさ。
とにかく、モードに入るとか意識の向け方とかなので、効能以上に「どうやってやるの」の部分が大事だったりする。
メソッドに関して言えばこれといって新しい発見があったわけではないけれども、次の仕事から使えそうな考え方がちょいちょいあったのでよかったです。
これを武器に、引き続きがんばっていこう。
なんつって。
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