【2021年】検索離れと地域を育てる世界線へと回帰する可能性について

Life

どうもこんにちは。ちゃんと更新していてえらい。褒めてください。

面白い話を見つけたので、ちょっと考えをまとめたいと思います。

レビューサイトが廃れる仮説と、刹那的検索とGoogle

(2019年11月1日放送)レビューサイトってこれから廃れそうだよねぇ、という話/ Voicy - ボイスメディア
けんすうです。アルというマンガをもっと楽しくするサービスを頑張ってます。「アル」で検索してみてくださいね。 いつもがんばってます。

けんすうさんの「レビューサイトってこれから廃れそうだよねぇ」というお話。個人的に気になったのはネット検索により「点の正解」を見つけられるようにはなったんだけど、線での正解ってなかったよねというところ。今日はこれについてまとめてみる。

実際に、インターネットを用いた検索の性質のひとつに、瞬間的に(問いに対する)答えを消費するタイプのものがあって、これがモバイルデバイスの普及により爆発的に増えている、というのは実感としてそうだと思う。「近くのラーメン屋」「洗剤 おすすめ」みたいな検索キーワードは、だいたい「今時点でどうなってんの?」「今時点での最善な判断をしたい」というニーズで検索される。そして検索結果によりリスト(多くはレビューを伴う)を提示し、総合的に判断してユーザーはその解を「満鶏軒」「アタック高活性バイオ」みたいに決定する。

一方で、リストを伴わないタイプの問いもある。「大阪 天気」に対する「曇りのち晴、気温6度」みたいな、「今何時?」に対して「午後11時23分」みたいな、そのイメージ。(Googleが”そうね大体ね”って返し始めたらいよいよ人間の役割がなくなってしまう)

答えまでの道を省略するGoogleと、際立つ”刹那的最善解”

そして世界的検索エンジンのGoogleも、「ユーザーがなるべく手早く、満足した検索結果に出会える」ように進化している。モバイルによる検索数量の増加に伴い、彼らは我々人類が「何を知りたがっているのか」を知っているし、なんなら我々が検索して、満足し、離脱したページとして「何が一番知りたかったのか」というおおよそのデータも持っている。

彼らもToCサービスであるため、顧客としてのユーザーを抱えており、そんなユーザーがGoogleの検索エンジンを使ってくれることで、彼らの広告収益を支えている。つまり、彼らはユーザーになるべく使ってもらわないといけない、という戦いを繰り広げている。そのために彼らは様々な機能を提供しているし、検索エンジンの検索結果の精度だけでなく、「検索結果の見え方」という機能性強化も頑張っている。

たとえば決まり切った一問一答に関しては、すでにインデックスされているWebページを開くことなく、検索結果画面にその回答を用意しているし、そしてそういった検索結果の提供の割合をものすごいペースで増やしている。

3種類のGoogleアンサーボックス −− Featured Snippets, Knowledge Cards, Live Results | 海外SEO情報ブログ
Answer Box(アンサーボックス)やDirect Answer(ダイレクトアンサー)と呼ばれる機能には少なくとも3種類あり、それぞれに正式名称があった。Featture Snippets と Knowledge Cards、Live Resultsだ。それぞれの具体例を見てみる。

これにより、Webサイト側のGoogle経由のトラフィックが減少していて、それをもとに生計を立てているメディアの関係者などは非常に怒ってたり困ってたりするんだけど、とはいえユーザー側から見てみれば、「そんなインスタントな回答のためにいちいちWebサイトを吟味し、タップし、インターネット通信料を使って表示される時間を待ちたくない」というのも理解できるはずではある。非常に悩ましい問題よね。

刹那的最善解が物理的に制約を受けるとき

話を元に戻すと、とにかく、モバイルインターネットが普及し、「瞬間的な答え探し」がある程度検索で片付くようになった今、その答えに物理的に到達できるかどうかの方が怪しくなってしまったという背景が生じてきた。詳しく理由を語らんでも、県境を超えるんじゃないとか、夜8時以降はお店を閉めなさいとか、そういう流れですね。

じゃあそういう制約がついた世界で我々はどうしたらいいんだってばよ、というと、「身近なものを見直して、より理想的な答えにしていく」という生き方が増えてきたりするのかなあと思ったりする。

つまりはそう、刹那的に食べログの点数が高いレストランとか、レビューのいい施設に行ってみるんじゃなくて、今までより一歩深く身近な回答達と関係性を持ってみる、ということ。お店やブランドやコミュニティ、なんでもよいけど、自分の近くにあるそれを、外部の人間として、あるいは内部の人間の一員になって、お客として、オーナーとして一緒に育てていくのはどうでしょう?という提案。

点的な関わり(消費)ではなく、線的な関わりという経済

ちょうどエモとかサステナブルとかニューリッチとか共感できるストーリーを持ったD2C(雑)とかが流行ってきてるじゃないですか。そこを楽しむエンターテイメント的消費も実際あるよね。っていう話。お店やブランドの思想や内部にまでお邪魔して、共感したり協力したり、いままでより納得感のある気持ちの良い経済活動をしてみる。そういう経済がきたりするんじゃないのっていう話。

ただ、これをメインの生き方にできるくらいのストーリーやローカルな「それ」を既に持てている人はおそらくまだ決して多くない。もともとそういう縁があった一部の人たちにとっての話であって、やっぱりネットやスマホが普及しきった現代日本における意思決定の主流としては引き続き「今最善の選択肢を知りたい」である以上、量的な格差に市場の資本が一定依存するので、結局ストーリーを楽しめるのはメインにはならんだろーな感。これは供給する側も然り。サブカルや視点としては盛り上がるかもだけどね。

でも今回のコロちゃん騒ぎで、そもそも物理的な行動範囲を規制されたり制限されたら、今度は「いまいる地域やコミュニティを育てる」っていうほうに関心が向くと思うので、こっちの世界線に倒れる可能性も一定はあると思うんだよね。キャズムは超えなかったとしても、ある程度は。

その時はインターネット検索なのか、それともSNSなのか、もしくはまた別のチャネルなのか、それはわからない。でもそれこそ「ネットでいまんとこ国内最善のあの店」にいくことができない今、地域コミュニティとかローカルベンチャーとか、そういう物理的に近接したバーティカルなところに人やカネや時間などは一定流通するタイミングだとは思ってる。なのでその畑にいる人たちにとって、今、この状況においていろいろ発信することは非常に意義が大きいタイミング。受け取る側の事情が変わってるから、ぜひ攻めてみて、この暗いご時世を少しでも明るくさせるような良い出会いやマッチングが増えて欲しいなと思う。

世界の在り方が変わるかもしれない、わりとめっちゃ面白い時期では間違いなくあるよねってお話でした。

さぁ〜て、明日も休日。昼から近所のおきにの居酒屋で地域貢献でもしようかな。食べログの評価が別に高くなくたって、全然美味しいお店はあるんだよ?

なんつって。

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